『キングダム 大将軍の帰還』最終章にして最高傑作! 山﨑賢人×大沢たかお それぞれのクライマックスに感涙
ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2024年7月13日 11時0分
【Tokyo cinema cloud X by 八雲ふみね 第1195回】
シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信する「Tokyo cinema cloud X(トーキョー シネマ クラウド エックス)」。
今回は、7月12日公開の『キングダム 大将軍の帰還』と『大いなる不在』をご紹介します。
『キングダム 大将軍の帰還』この想いは、次の世代へと受け継がれる……
「週刊ヤングジャンプ」で好評連載中の人気漫画「キングダム」。天下の大将軍になるという夢に向かって邁進する少年・信と、中華統一を目指す若き王・嬴政。
2人の数奇な運命を壮大なスケールで描く中国春秋戦国絵巻は、2019年に初めて実写映画化されて以来、これまで3作品が公開。いずれの作品も、邦画実写No.1を誇る大ヒットを記録しています。
そして2024年夏、最新作となる『キングダム 大将軍の帰還』がスクリーンに登場。
前作『キングダム 運命の炎』でも描かれた「馬陽の戦い」を軸に、武将たちの熱き姿を映し出した本作。秦と趙による国の存亡をかけた戦いの行く末や、いかに。
『キングダム 大将軍の帰還』のあらすじ
大王・嬴政からの命令を受け、大将軍・王騎を総大将に迎え、「馬陽の戦い」に挑んだ秦国。圧倒的不利な状況での戦いにもかかわらず、趙軍を退けることに成功した信たちは、その勝利に歓喜する。
しかし、信率いる飛信隊の元には怪しい影が忍び寄っていた。
その男の名は、龐煖(ほうけん)。
趙軍の総大将で、自らを”武神”と名乗る龐煖の攻撃に、飛信隊は壊滅的な痛手を追うのだった。時を同じくして、戦況を見守ってきた王騎将軍がついに動き出す。その表情は、かつてないほど感情的で、怒りを内在していた。
果たして、王騎と龐煖の過去とは。そして、遠くから戦いを静観している軍師・李牧(りぼく)の正体とは。因縁が絡み合う馬陽の地で、すべてをかけた戦が始まる……。
『キングダム 大将軍の帰還』のみどころ
主人公・信役の山﨑賢人、嬴政役の吉沢亮、河了貂役の橋本環奈、羌瘣役の清野菜名。そして、王騎役の大沢たかお。
映画『キングダム』シリーズを支えるレギュラーキャストに加えて、今作では新たな顔ぶれが大活躍しています。
武神・龐煖役に吉川晃司、謎多き軍師・李牧役に小栗旬、秦国の六大将軍・摎(きょう)役に新木優子。さらに、嬴政の曽祖父で伝説の秦国王・昭王役には草刈正雄。
登場人物それぞれの生き様を熱量高く体現する姿は必見です。
そして、これまで本シリーズを彩ったキャラクターたちが次々と登場するのも、オールスターキャスト作品の醍醐味。彼らがどのような戦いを繰り広げるのか、スクリーンでしっかりと目撃してください。
まさに、全編がクライマックス!
アクション映画としてはもちろん、人間ドラマとしても数々の名場面に心躍る『キングダム 大将軍の帰還』。
繰り返し原作を読んでは涙してしまう「追い詰められて、束の間の休息時に信と尾到が語らうシーン」。
まさか実写で観る日が来るとは思わなかった「王騎と龐煖が一騎打ちするシーン」などなど、私、八雲ふみねも個人的に大好きなエピソードが濃密に描かれており、あっという間の2時間26分でした。
シリーズ最終章と銘打たれている映画版ですが、漫画の連載はまだまだ継続中。それだけに、早くも新シリーズへの期待が高まるところです。
そして、「キングダム」シリーズは登場人物の誰もが主役となり得るほど魅力的な作品なので、是非スピンオフも観てみたい! ……と、夢は膨らむばかりですが。まずはシリーズ最終章にして最高傑作の今作を、とくとご堪能あれ。
『大いなる不在』世界の映画祭が絶賛したサスペンス・ヒューマンドラマ
幼い頃に自分と母を捨てた父が、警察に捕まった。
会いに行ってみると、父は認知症を患い、別人のようになっていた。
荒れ果てた家の中に残る生活の痕跡と大量のメモを頼りに、かつて大学教授だった父の人生を辿り始める主人公。すると、想像もしなかった父の姿が見えてきて……。
トロント、ベルリン、釜山などの国際映画祭で高い評価を受ける近浦啓監督の長編映画第2作『大いなる不在』。
“父”という謎を探る息子の心情を細やかに体現した森山未來。そして、会うたびに違った表情を見せる認知症の父を演じた藤竜也。親子役で初共演を果たした2人の演技は、圧巻の一言。
サスペンス仕立てのヒューマンドラマ。出色の日本映画です。
<作品情報>
キングダム 大将軍の帰還
2024年7月12日(金)から全国東宝系にて公開
出演:
山﨑賢人
吉沢亮 橋本環奈 清野菜名
山田裕貴 岡山天音 三浦貴大 新木優子
吉川晃司
髙嶋政宏 要潤 加藤雅也 高橋光臣 平山祐介
山本耕史 草刈正雄 長澤まさみ
玉木宏 佐藤浩市 小栗旬
大沢たかお
原作:原泰久「キングダム」(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)
監督:佐藤信介
脚本:黒岩勉 原泰久
音楽:やまだ豊
主題歌:ONE OK ROCK「Delusion:All」(Fueled By Ramen / Warner Music Japan)
制作プロダクション:CREDEUS
配給:東宝 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
(c)原泰久/集英社 (C)2024映画「キングダム」製作委員会
—
<作品情報>
大いなる不在
2024年7月12日(金)からテアトル新宿、TOHO シネマズ シャンテほか全国順次公開
出演:
森山未來
真木よう子 原日出子 / 藤竜也
三浦誠己 神野三鈴 利重剛 塚原大助 市原佐都子 | Q(特別出演)
エンディングテーマ:佐野元春& THE COYOTE BAND「今、何処」(DaisyMusic)
監督・脚本・編集・プロデューサー:近浦 啓
共同脚本・監督補:熊野桂太
プロデューサー:近浦 啓、堀池みほ
ラインプロデューサー:越智喜明
監督補:熊野桂太
撮影監督:山崎裕
録音:森英司弥栄裕樹
美術:中村三五
衣装:田口慧
ヘアメイク:南辻光宏
リレコーディングミキサー:野村みき
サウンドエディター:大保達哉
編集:近浦啓
音楽:糸山晃司
助監督:石井将
制作主任:齋藤鋼児
スクリプター:保坂栞
製作・制作プロダクション:クレイテプス
配給:ギャガ
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)独立行政法人日本芸術文化振興会
(C)2023 CREATPS Inc.
連載情報
Tokyo cinema cloud X
シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。
著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/
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