1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

日本初公開の標本も!超圧巻の「巨大恐竜展 2024」体験レポート!

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2024年9月12日 16時0分

日本初公開の標本も!超圧巻の「巨大恐竜展 2024」体験レポート!

現在、パシフィコ横浜 展示ホールでAで開催中のイベント「巨大恐竜展 2024」。開催期間が延長するほどの好評ぶりということで、私、前島花音が取材し、迫力ある展示の数々と巨大恐竜の魅力をご紹介します!

「巨大恐竜展 2024」にて

「巨大恐竜展 2024」にて

■「巨大恐竜展」とは

ロンドンの大英自然史博物館で開催された企画展の国際巡回展で、パシフィコ横浜での開催が最初の会場です。

約46億年にわたる地球の歴史のなかでも、史上最大の陸上動物と言われる「竜脚類」の恐竜たち。会場には、世界最大級の巨大竜脚類パタゴティタン・マヨルムの全身復元骨格標本を日本初公開していたり、福井県立恐竜博物館、福井県立大学恐竜学研究所の監修のもと、竜脚類以外の恐竜や、恐竜以外の古代~現代の様々な生物の標本も国内外合わせて100点が集結しています。

その大きさや迫力に驚きの声が出てしまう展示はもちろん、恐竜たちが歩んだ歴史・巨大化してきた経緯、現存する巨大な生物についてなど……興味深い情報を、体験なども交えながら楽しく学ぶことが出来るイベントです。

第5章まである展示の中から特に気になったポイントをご紹介していきます。

■第1章「生物の巨大化」――巨大な生物たちが誘う展示へ、スタート!

会場に入ってまず迎えてくれるのは、全長20mを超える大型の草食恐竜「トゥリアサウルス」と長い大きな2本の牙が特徴的な「ステップマンモス」の復元骨格標本。「巨大恐竜展」というイベントの始まりにふさわしい大柄の2体が生きていた時代や、大きさを知ることができます。

「トゥリアサウルス」と「ステップマンモス(福井県立恐竜博物館)」

「トゥリアサウルス」と「ステップマンモス(福井県立恐竜博物館)」

そして、そこを抜けるとひときわ目立つ白い骨格が‥‥

「ナガスクジラ」

「ナガスクジラ」と記念撮影(福井県立恐竜博物館)

これは現存する「ナガスクジラ」の実際の骨格です。頭部だけもで人がスポッと入ってしまいそうな大きさ!

2020年5月に福井県美浜町に座礁した死体をもとに製作した標本だそうで、全長は18m、年齢査定から80歳を超えていることも分かったんだとか。骨格近くにあるビデオでは、当時骨格を制作した際の様子を見ることができます。

館内に4か所ある写真撮影サービスでは、取り付けられたカメラで撮影ができるので、是非あなたも自分との大きさ比べを楽しんで下さいね。

■第2章「恐竜の巨大化」――きょ、恐竜が!動いたー!?!?

恐竜が……ん? 動いているし、なんだか低いうなり声が聞こえる! これは一体!?

「スピノサウルス(C)ココロ」

「スピノサウルス(C)ココロ」

こちらは株式会社ココロが制作した、約15m、スピノサウルスの「恐竜ロボット」。ティラノサウルス以上のサイズにまで達したと言われており、尻尾がひれのようになっている恐竜で、背びれのような部分も目立ちます。

遊泳に適した形状だったとする研究が2020年に発表されましたが、未だ謎に包まれている恐竜なんだそう……。

このロボットは水中で泳ぐ姿を再現していますが、顔の形や歯の鋭さ、体の凹凸や腕のムチっとした太さはワニにも似ていますよね。

■第3章「ティタノサウルス類:最も大きな恐竜たちのくらし」――全長約37メートル!!「パタゴティタン・マヨルム」の迫力!

本イベントの目玉、まさに「巨大」な全身復元骨格標本が現れます!

「パタゴティタン・マヨルム」

「パタゴティタン・マヨルム」

この恐竜は「パタゴティタン・マヨルム」。大英自然史博物館から初来日したそうですが、アルゼンチンのパタゴニアで見つかった前期白亜紀の竜脚類・ティタノサウルス類で、今のところ「パタゴティタン・マヨルム」一種のみが知られているのだそうです。

ちなみに、「パタゴティタン・マヨルム」は“パタゴニアの巨人”という意味で、ティタノサウルス類の中でも世界最大級の竜脚類! 生きていた時の大きさは全長約37m、体重は約57トンあったとされています。

首も尻尾も長く、154cmの私が見上げてみると……首が痛くなる! 口があんぐり空いてしまうほど、大きい!

人間と大きさの比較

人間と大きさの比較

体験型の展示では、卵から生まれ、厳しい環境を生き抜いて成長していく姿も追っていくことができますが、大人になったパタゴティタン・マヨルムが歩くたび地響きが!

体内の作りや当時食べていた植物、また歯や足の構造なども細かく学べるので、パタゴティタン・マヨルムについて詳しくなれること、間違いなしです。

■第4章「さまざまな竜脚類」――同じ「類」でもこんなに違うの!?

「竜脚類」は、長い首と尻尾や太い四肢というプロポーションを持っている恐竜たちですが、
ジュラ紀から白亜紀の末までで、世界各地で300種類以上が見つかっており、実は様々な違いがあります。

ここでは、ティタノサウルス類以外の、世界各地で見つかった竜脚類の骨格やロボットをじっくり観察することができます。

「バロサウルス」と「フクイティタン」いずれも(C)ココロ

「バロサウルス」と「フクイティタン」いずれも(C)ココロ

「バロサウルス」、福井県で見つかった「フクイティタン」の恐竜ロボットを近くで見ることが出来たのですが、歯や首の太さ、動き・形の違い……同じ草食恐竜でも、体の構造にこんな違いがあるとは、初めて知りました。

■第5章「巨大恐竜の終焉」――敵は肉食恐竜だけじゃない! 草食恐竜たちの生存戦略とは

白亜紀の地層の研究から衰退していったことが伺える「竜脚類」。代わりに多く発見された恐竜から草食恐竜の生存戦略を深掘ることができます。

「デンバーサウルス」

「デンバーサウルス(福井県立恐竜博物館)」

首から肩にかけて背中に並ぶ大きな鎧のような骨の板が特徴的な、この恐竜は「デンバーサウルス」。背中の円形や四角形の骨が多く並んでいますが、身を守る時に使ったと言われています。「ヨロイ竜類」という名前の通り、身を守る甲冑が歩いているよう。全長6mほどと、今まで登場してきた恐竜に比べると小柄ですが、生き残るための確かな武器を持っていたことがわかります。

「クライトンベルタ」

「クライトンぺルタ(福井県立恐竜博物館)」

同じくヨロイ竜類で、映画『ジュラシック・パーク』の原作者「マイケル・クライトン」博士からちなんだ属名が名付けられたという「クライトンぺルタ」も、尻尾がハンマーのようで可愛いですよね。

音声ガイドナビゲーターを担当されているサンシャイン池崎さん、ナレーターを担当されている声優の山下大輝さんの言葉が胸にぐっとささる場面もありました。巨大恐竜たちはどうしてこれほど巨大になったのか? 恐竜の化石達が教えてくれるメッセージはどんなものなのか? このイベントを通じて感じてみてはいかがでしょうか。

大好評のため開催期間は9月14日(土)まで延長されました。是非この迫力と感動を横浜で味わってみてくださいね♪

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください