難病の同級生の薬を開発したい! 全力で薬学を学ぶ岐阜薬科大学の学生にランパンプスがインタビュー!
ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2024年12月20日 15時0分
受験生を“みんな“で応援!『おうえんしナイト』
全国の受験生を応援するために、受験や教育と縁が深い、お笑い芸人・ランパンプスと一緒に様々な情報をWebコンテンツとして発信していく企画です。
全国の受験生をお笑い芸人ランパンプスが応援隊長となって応援する『おうえんしナイト』。
今回は岐阜薬科大学で薬学を学ぶ現役の学生にランパンプスがインタビューしてまいります!
――本日は岐阜薬科大学、薬学部薬学科二年生の杉野颯馬さんと、伊佐日和さんに来ていただきました。
ランパンプス:ランパンプスと申します。よろしくお願いします。
杉野・伊佐:よろしくお願いいたします。
小林:「いさ」ってどういう漢字ですか?
伊佐:イギリスの「伊」に、にんべんの「佐」です。
寺内:ちょっと待って! イギリスは「英」だよ? イタリアの「伊」でしょ(笑)?
小林:イギリスの「イ」はカタカナです(笑)。
一同:(笑)。
杉野:彼女は沖縄出身なんですよ。
寺内:そうなんだ! 杉野君はどちら出身なの?
杉野:三重県出身です。
小林:岐阜薬科大学を志望した理由を教えていただけますか?
杉野:僕はもともと難病に興味があったんです。岐阜薬科大学は、パーキンソン病や、認知症などの研究に力を入れていて、その研究内容に惹かれて志望しました。
小林:いつから薬剤師に興味があったの?
杉野:小学生の頃に同級生に難病を患っている子がいて、その病気に有効な薬がまだないと聞いたんです。それで「その薬が作れたらいいな」と思ってからですね。
小林:マジで? 徳積みすぎだよ。
寺内:良い子だねー。小学校の頃から、薬学部に行きたいとなんとなく思ってたんだ。岐阜薬科大学なら、住まいもまあまあ近いし、自分のやりたいこともできるしね。
伊佐:私は、薬剤師免許が取れることはもちろんなんですけど、薬剤師以外の仕事、企業の研究所や、化粧品会社で働くための選択肢が持てるカリキュラムになっていたところがいいな、と思って志望しました。
小林:いつから薬学部に行こうと思っていたんですか?
伊佐:小さい頃からなんとなく「薬剤師っていいな」と思っていて、小学生の時の、将来なりたい職業に「薬剤師」って書いていました。
寺内:珍しい! お花屋さん、ケーキ屋さん、お嫁さん、じゃなくて薬剤師だったんだ。
小林:普通、プリキュアでしょう(笑)?
伊佐:病院によく行っていて、そこで「薬剤師ってかっこいいな」って思ったんです。
寺内:お世話になった薬剤師さんが優しかったんだろうね。
小林:そもそも、なんで沖縄にいて、岐阜の大学を選んだの?
伊佐:沖縄に薬学部がなかったんですよ。
寺内:島唐辛子でなんでも治るから薬学部がないんだろうね(笑)。
杉野:たぶん、違うと思います(笑)。
小林:琉球酒豪伝説があるから「琉球薬科大学」があると思ってた(笑)。
寺内:そういう二日酔いに効くウコンのサプリあるけど!
寺内:全員が六年間通うの?
杉野:そうですね。
寺内:受験も大変そうだよね。
小林:どんな方法で受験したんですか?
杉野:僕は「推薦B」という方法で、共通テストの点数と、志望理由書を学校に提出して、学校側が判定してくれるという方式でした。
寺内:高校側の推薦書もあるの?
杉野:はい。なので、評定も大事でしたね。
寺内:しかも、共通テストは5教科6科目だもんね。それが推薦なんだ?
小林:もう、一般だよね(笑)。
伊佐:私は一般試験でした。共通テストの結果も加味されるんですけど、その後、こちらで二次試験を受けました。
寺内:二次試験はどんな試験だったんですか? 「お薬手帳には何が書いてありますか?」とか(笑)?
伊佐:いえいえ(笑)。
小林:「あなたの風邪はどこから?」
寺内:「私は喉から!」
小林:「それなら黄色いべ〇ザ!」
寺内:みたいなことではないんだ(笑)。
伊佐:違います(笑)。薬学に特化した試験ではないんですが、強いて言うなら化学が難しかったですね。共通テストは答えを書くだけなんですけど、二次試験は記述で解き方も書くので、難易度が高いと感じました。
小林:じゃあ、お二人ともガチガチに受験勉強したんだ?
杉野:そうですね。参考書をいっぱい買い揃えて、何周もやって、いろんな問題のパターンに慣れておこうと、本当に広く深くやりました。
小林:普通は広くか、深くか、どっちかだよ。俺なんか狭く、浅いから、チャパチャパよ(笑)。
寺内:僕らはいつも水面で遊んでるだけだよね(笑)。
小林:苦手な教科はありましたか?
杉野:数学が苦手でした。もちろん、薬学部は理系なので、数学からは逃げられないから、ひたすら数学の勉強をしていましたね。
小林:キレそうだった(笑)?
杉野:本当に全部投げ飛ばしてやりたかった(笑)。
小林:リフレッシュ方法はあったんですか?
杉野:友達と一緒に問題をああだこうだと議論するのがリフレッシュになってましたね。
小林:本気で受験を戦ってきた子たちは、友達と問題を出し合っている時間が楽しかったって言うよね。いやでも、それも勉強だからね(笑)。
寺内:予備校とか、塾終わりにコンビニ行ってリプトン飲んだりしなかったの(笑)?
杉野:リプトンは飲まなかったです(笑)。
寺内:ええ! リプトン飲まないんだ!
小林:おじさんたちは、リプトン世代なのよ。あと、桃水(笑)。何飲んでたの?
杉野:好きで飲んでいたわけではないんですが、ブラックコーヒーでしたね。あとラムネです。
小林:出た! ブドウ糖にカフェイン!
杉野:ブドウ糖を口に入れて、それをコーヒーで流し込むんです(笑)。
寺内:全部、受験のためだ!
小林:さっき、ラケット持ってたけど、息抜きでテニスはしなかったの?
杉野:中学校から始めたんですけど、勉強のために高校二年生の冬で辞めたんですよ。
寺内:恋愛のためじゃなくて!?
杉野:受験のためです(笑)。結果的に良かったと思っています。
寺内:合格したしね! しかも、大学入って、テニスできているもんね。
杉野:よく「先輩たちの声」みたいなものに「もっと早く勉強しておけばよかった」っていうのが書いてあったので、じゃあ早くやってやろうじゃないかと(笑)。
小林:それ、確かにみんな言う!
寺内:だけど、それができないのが青春なのよ。えっ? もしかして杉野君って人生2週目? 前回の反省生かしてる?
一同:(笑)。
寺内:1周目の高校生が、ラムネをブラックコーヒーで流しこんで、好きなテニスを二年の冬で辞めて、受験勉強に集中できるわけないもん(笑)。
小林:それを、やってきた人たちが受かる大学なんだよ。伊佐さんはどうやって勉強していましたか?
伊佐:私は同じ参考書をひたすらやって、間違えた問題を解けるようにしていましたね。
小林:これも勉強してた人がよく言うよね。
寺内:苦手な教科ってあった?
伊佐:化学が苦手でした(笑)。
寺内:化学が苦手で、今ここにいらっしゃるの? しかも二次試験、化学が難しいって言ってたのに!
伊佐:頑張りました(笑)。
小林:息抜きの方法はありましたか?
伊佐:お昼ご飯を食べてるときに友達とおしゃべりしたり、あと、休日も塾に籠って勉強してたんですけど、近くに大きな公園があって、よく友達と散歩に行っていました。
寺内:その時にはさすがに勉強の話はしてないよね?
伊佐:してないです(笑)。
小林:よかった。伊佐さんは1周目だ(笑)。
寺内:「もっとこうしてればよかった」とかはある?
杉野:そうですね……ないんです。ありったけ頑張ったんで(笑)。
寺内:「ない」は初めて!
杉野:これ以上頑張れって言われても、もう頑張れないって常々思っていました。これで落ちたらもう仕方ないなと。
寺内:後悔ないくらい出し切ったって言えるくらい頑張っていたってことだよね。素晴らしいよ!
小林:杉野君は薬剤師の卵じゃなくて僧侶です(笑)。
伊佐:私は、一人で勉強しすぎたので、もうちょっと友達とも話し合いながら勉強していればよかったな、と思います。勉強の仕方も共有できますし、誰かに教えたりしていたら自分の頭にも入っただろうなと。
寺内:アウトプットは大切だもんね。
小林:受験にあたって願掛けはしましたか?
杉野:近所に神社があったんで「本当に受かってくれよ」と言いに行きました(笑)。
小林:「そういうのしません」っていう人もいる中、「俺はもう全部捧げてるんだから、受かってくれよ!」と。
寺内:「受からせてください」じゃないのがすごい(笑)。
小林:お守りとかも買った?
杉野:お守りも買って、絵馬も書きました。
寺内:本当に全部やってるね(笑)。
小林:なんか性格が見えてきたね。こういう子は……だめ! 女の子にハマりすぎちゃう(笑)。
寺内:綺麗な女の子にそそのかされちゃうよ。
杉野:ありったけ捧げちゃいます(笑)。
小林:だめだめだめだめ!
寺内:片足をどこかに重心置いとかないとダメだよ。「僕は薬学じゃなかったんだ! この子なんだ!」ってなっちゃうよ?
小林:岐阜薬科大学「君」学部に入学しちゃう(笑)。
杉野:気を付けます(笑)。
小林:伊佐さんは願掛けにいきましたか?
伊佐:私は家族で沖縄の「波上宮(なみのうえぐう)」に行きました。観光客も来る神社で、そこで合格祈願、祈祷をしてもらいました。
小林:シーサーを肩に乗っけて?
伊佐:(笑)。
小林:大学に入学してみて、入る前との印象の違いはありましたか?
杉野:大学生は「自由ではっちゃけれる」というイメージがあったんですけど、意外とそんなことなくて、レポートとか、定期テストがしんどいですね。
小林:マジで勉強しなきゃ追いつかない?
杉野:留年しちゃうんで。
小林:ただでさえ六年制だもんね。
杉野:必死でやっています。
寺内:一年生の時は基礎科目なイメージだけど、印象に残っている講義とかあった?
杉野:有機化学ですかね。
寺内:僕は理科の教員免許を取る大学だったんだけど、有機化学には悩まされたな。覚えることが多いよね。
杉野:有機化学の授業では、実際に薬を作るんですよ。解熱鎮痛剤、アスピリンを作りました。
寺内:最終的には、みんなで飲ませ合いするの(笑)?
小林:お前のちょっとしょっぱいんだけど、とか言って(笑)。
杉野:飲まないです(笑)。あと、軟膏も作りました。ごま油を熱して、そこに「キハダ」という漢方を入れて作るんです。
小林:俺だったらニンニク入れちゃう(笑)。
杉野:美味しく仕上がりますね(笑)。それはもらえたので、お母さんにプレゼントしました。
小林:良い子すぎる(笑)。子どもがプレゼントするのは肩たたき券でしょ? 軟膏をあげるなんて聞いたことないよ。
寺内:バイトはしてるの?
杉野:近くのお好み焼き屋さんでバイトしてます。鉄板でひっくり返してますよ。
小林:週何回?
杉野:週2~3回くらいですね。
寺内:学業もあって、レポート、定期テストもあって。
小林:サークルはテニス?
杉野:人数が少ない大学なので、サークルじゃなく、全部部活扱いなんです。僕はテニス部とバレー部を掛け持ちしてます。
寺内:やりすぎじゃない?
杉野:やりすぎかもしれないですが、これも、ありったけなんです(笑)。
寺内:素晴らしい! 常に全力!
小林:彼女は?
杉野:います。
小林:どうやってんの? 忙しい忙しい!
杉野:ありったけなんで(笑)。
小林:自分で作った薬飲んでんじゃない(笑)?
寺内:ちょっと元気ないなって時は、白い粉をお好み焼きに混ぜてね(笑)。
小林:体調だけは崩さないでね。伊佐さんも部活入ってるの?
伊佐:テニス部と、ダンス部と、マンドリン部に入っています。
寺内:マンドリンって弦の多い弦楽器だっけ?
小林:それに部活があるの? 意味わかんない(笑)。
寺内:時間ない時は、マンドリンでサーブ打って踊って、いっぺんにやっちゃえ、みたいな(笑)?
小林:バイトはしてるの?
伊佐:ピザ屋さんで、配達と内側どっちもやってます。
寺内:学業も忙しいのに、二人とも公私が充実してるよね。ちゃんと、はっちゃけた大学生やっているよ! バイトして、部活掛け持ちして、恋愛もして、最高だよ!
小林:将来の夢、展望を教えていただけますか?
杉野:ずっと難病に興味があったので、難病に有効な薬の開発に携わって、今も苦しんで人がいっぱいいると思うので、一人でも助けられたら、と思っています。
伊佐:私は地元で薬剤師が足りていないので、地元で病院薬剤師になりたいと思っています。
小林:いずれは地元に帰って貢献したいんだね。なんくるないさと(笑)。
寺内:岐阜は寒い?
伊佐:寒いです(笑)。
杉野:雪、初めて見たらしいですよ。
伊佐:初めてじゃない(笑)。でも2~3回目ですね。
小林:僕も北海道出身なんで、太陽見たことなかったんですよ。
杉野:そんな馬鹿な(笑)。
小林:ロシア人しか見たことないし。
伊佐:(爆笑)。
小林:笑いすぎ! 笑いすぎだぞ(笑)! ということでございまして、最後に、今頑張ってる受験生にメッセージをお願いします。
杉野:僕も、受験の時は、辛いこと、泣きたくなること、いっぱいありましたけど、自分に合った勉強法を見つけて、今、できることを精一杯やったら、きっと良い結果がついてくると思いますので頑張ってください。
寺内:説得力ありますね。
伊佐:模試でうまくいっても、本番で失敗しちゃったりするかもしれない不安が、私自身すごくありました。皆さんも心配だと思うんですけど、どんな結果になっても自分が勉強を頑張ってきたという自信があったら次に進めると思うので、ぜひ今を精一杯頑張って勉強してほしいです。
小林:やったことが自信になると!
ランパンプス:ありがとうございます。
杉野・伊佐:ありがとうございました。
――それぞれが立派な目標に向かって薬学を学ぶ学生さんにお話しを聞きましたが、いかがでしたか?
小林:今日のテーマは「私が僧侶になった理由」でしたっけ?
寺内:違う!
小林:すごく位の高い僧侶と話しているかのように心が洗われました。いや、すごかった。杉野君と、イギリスの「イ」の伊佐さん(笑)。
寺内:それ言うならイタリアなんだって(笑)。
小林:実は、イギリスの「イ」で「伊」が浮かんじゃってたんだよね。寺内さんが突っ込まなきゃそのまま流してたかも(笑)。
寺内:そうなんだ(笑)。杉野君は人生何周目なんだろうね? テニスを高校二年で辞めて、受験に振り切って、ちゃんと願掛けも行って、絵馬も書いて、だからね。
小林:大学入っても、バイトして、勉強もして、彼女もいて、部活2個入って、まさに「全てをやる男、杉野」でした(笑)。
寺内:僕らのインタビューが終わったあと、すぐテニスやっていたよ。
小林:真面目な学生さんが多いんだろうなって思いましたね。公立大学で、しかも、やりたいことが明確な大学だからかな?
寺内:伊佐さんの「地元に薬剤師が足りてないから帰りたい」っていうのも素敵な意見だよね。しかも、「みんなと勉強すればよかった」って、一人で出来るのが、まずすごいんだから、上級者の意見だよ。
小林:圧倒的にすべてをやり尽くした男、杉野さえいなければ(笑)。
寺内:真っ白の歯で、テニス焼けして、 アスピリン作って、作った軟膏を母にプレゼントした男、杉野さえいなければ(笑)。ただ、「マンドリンテニス」をやらせたら、伊佐さんが勝つけどね、マンドリンでサーブ打つんだから。
小林:打たねえってつってんの(笑)。
さて、次回は『おうえんしナイト』は特別編としてランパンプスが岐阜城と合格祈願でも知られる金華山閻魔堂に行ってまいります。ご期待ください!
<岐阜薬科大学>
住所:〒501-1196 岐阜県岐阜市大学西1丁目25番地4
『おうえんしナイト』では頑張る受験生を応援すべく、リスナーの皆様からのご意見や情報を募集しております。ランパンプスの二人に取材してほしい“あなたの街のおすすめスポット”や“合格祈願にまつわるスポット”など受験生に役立つ情報を特設サイトまでお寄せください。
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