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難攻不落の城に笑う閻魔様!? ランパンプスが「落ちない」岐阜城を徹底調査!

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2024年12月27日 15時0分

難攻不落の城に笑う閻魔様!? ランパンプスが「落ちない」岐阜城を徹底調査!

受験生を“みんな“で応援!『おうえんしナイト』

全国の受験生を応援するために、受験や教育と縁が深い、お笑い芸人・ランパンプスと一緒に様々な情報をWebコンテンツとして発信していく企画です。

全国の受験生を応援する『おうえんしナイト』、岐阜にやってきた今回は、織田信長、斎藤道三など有名な武将が居を構えた岐阜城へ取材に伺います。

堅牢な要塞である城は「落ちない」ことから、受験のゲン担ぎにもなっています。また、岐阜城には合格祈願スポットとしても有名な福閻魔大王が祀られていますので、ランパンプスが全国の受験生の合格祈願をしてまいります!

――さて、ロープウェーに乗って、岐阜城へ目指しましょう。今回ご案内してくださるのは岐阜市観光コンベンション課の仙田さんと吉田さん、ぎふ金華山ロープウェーの大澤さんです。

※左:大澤さん 中央:仙田さん 右:吉田さん

吉田・仙田・大澤:よろしくお願いいたします。

ランパンプス:ランパンプスと申します。よろしくお願いします。

小林:うわ! 浮いた! 怖い怖い!

寺内:思ったより速い!

吉田:ロープウェーを使うと4分で頂上付近に着きます。

寺内:あのこんもりとした森はなんですか?

吉田:鷺山といって斎藤道三の居城になったところですね。ちなみに、もう少しすると受験生向けのつり革が正面に2 つ設置されます。

寺内:受験期にだけ設置されるってことですか?

仙田:12月の終わりくらいからですね。五角形になっていて、それを握ると「合格する」と(笑)。

寺内:受験生にはめちゃくちゃいいですね!

――さて、到着しました。ここからは徒歩で向かいます。

寺内:この階段はなかなか大変だ。相当な運動になりますね。

小林:これは、しんどい。

寺内:そろそろ休憩しますか?

小林:早えーよ。

一同:(笑)。

寺内:右側、岐阜城!

小林:ここに門があったってこと? 「倒れた巨石や、石垣の一部が残っていて、巨石を道沿いに立てて並べていた様子が分かります」だって。

寺内:さすが難攻不落の岐阜城!

小林:すごい! 岩肌に地層がはっきり見える!

仙田: チャート層と言います。2億年くらい前にできたものが、赤道あたりからだんだん押されてここまでやってきたんです。

寺内:これだけ綺麗に残っているのも貴重ですよね。

吉田:地殻変動などで、ねじ曲がったりして、こんな形、模様になっているんです。

寺内:発掘調査もやってるんですか?

吉田:山上部の発掘が今も進んでいます。

寺内:歴代城主がずらっと書いてある!

仙田:鎌倉幕府の命により、ニ階堂行政が最初に砦を作ったことが、稲葉山城、岐阜城の始まりと言われています。

寺内:斎藤、織田、織田、池田、斎藤、斉藤、織田、池田、豊臣、織田!

小林:信長、信忠、信孝。あれ? フィギュアスケートの人は城主やってないの?

寺内:やってないよ。原付乗ってるから(笑)。

小林:そうなの(笑)。あ、字が綺麗!

寺内:岐阜城に飾られるのはステータスだな!

仙田:こちらは、有志の方がお世話をされていて、2ヵ月毎にお写真、絵、書道などが展示されます。今回は書道ですね。

小林:それにしても良い空気だなー。でも、ここでタバコ吸うと2000円だって……2000円払うか(笑)。ここで吸ったら気持ちよさそうだから、逆に安いよね(笑)。

寺内:ダメに決まってんだろ(笑)!

小林:金華山閻魔堂が見えてきました! すごいじゃん! すごいじゃん!

小林:でもさ、ようやくたどり着いて「イノシシ注意」は怖すぎない?

寺内:到着して、トドメでイノシシきたら怖いな(笑)。

小林:ここまで歩いてきて、ここにイノシシ居たら、帰らなくちゃいけなくなっちゃう(笑)。

寺内:ここが第一の目的地ですね! 厄除けの福閻魔様!

小林:どういうお願いの仕方がすればいいのかな?

寺内:「お邪魔しています。足を踏み入れさせていただきます」でしょ?

吉田:足元の台の上がパワースポットと言われています。是非、上に乗ってみてください。

小林:パワースポット! 閻魔のPスポですね。それにしても、すごい顔してんな。あ、笑ってるんだ!

寺内:ベロ出してる!

大澤:市の重要文化財になっております。

小林:金華山閻魔堂は、いつからここにあるんですか?

吉田:元は1358年、室町時代です。昭和50年にここに移されました。

小林:めっちゃ昔!

吉田:地元の守護職という当時の武将の方が岐阜市のお城の下にある下川手という場所に川手城(革手城)というお城を築きました。その時に鬼門、悪病除け、美濃の繁栄を願って作られたのが始まりになります。

小林:繁栄を願って閻魔様なんですか?

仙田:鬼門の位置に安置されましたので、魔除け、悪い厄を除けて、さらに皆さんに福が来ますようにということですね。

寺内:どこから見て鬼門の方向だったんですか?

仙田:岐阜市の中心部から見てですね。こちらが、北の閻魔様で、南の閻魔様は今でも川手の方にあります。

小林:この閻魔様の像はどのくらい昔のものなんですか?

吉田:お堂は最近のものなんですけど、閻魔様自体は当時のものになります。

小林:え? 当時のものなんですか? めちゃくちゃ綺麗!

吉田:昔の偉い方が作られて、一時、地元の有力者の方が保護されたんですけど、その方が昭和になってから寄付されて、ここに祀ったんです。

小林:この閻魔様、笑ってるじゃないですか? 作った時に、どういう意図があったんですか?

仙田:残念ながら、お顔の表情についてはわからないんですよ。

寺内:わかんないんだ。でも、笑った閻魔様が代々650年近く守ってくれているんですね。

小林:なぜ閻魔様に、入試必勝、学力向上のご利益があるんですか?

仙田:まず鬼門の位置の邪悪なものを入れない、という意味で、厄を除けます。厄を除けていただくということは、家内安全、交通安全などに繋がり、さらに、閻魔様は強い方でいらっしゃいますので、必勝祈願、勝負事にも、ということですね。

小林:このPスポに乗ってお参りするんですね?

仙田:そうですね。さらに、そこに鉛筆が置いてございますので、見ていただけますか?

小林:必勝祈願って書いてある! しかも、五角形ですね!

寺内:五角……つまり合格だ!

仙田:先ほどのロープウェーの持ち手もそうですが「合格しますように」ということですね。

寺内:ここまでたどり着いた受験生のみが手にすることができるんですね。

大澤:ただし、この鉛筆は12月25日からのロープウェーの五角形のつり革設置時期には、登山者も含めて大量に持っていかれてしまい、受験生に行き渡らなくなるので、山麓駅売店にてお渡ししています。

小林:この御札は何ですか?

仙田:大きなお札は、お家の玄関とかに貼っていただいて、要するに「厄、災いが入らないように」ということです。今、お持ちの小さい方のお札は、お財布に入れたり、身に付けていただいて、守っていただくものです。

小林:なんで上の部分ちゃんとした三角になってないんだろうか?

吉田:よく気付きましたね。これは漢字の「入る」になっているんです。良いことが入ってくるように、ということですね。

寺内:なるほど! 入試の「入る」でもありますね!

小林:お賽銭入れたら持っていってくださいってことですか?

大澤:ちゃんと手を合わせて、お祈りしてもらえれば、お賽銭がなくても大丈夫です。あとは、お気持ちですね(笑)。

寺内:素晴らしい! 受験生には嬉しいですよ!

吉田:ここはパワースポットと言われているので、来るだけで良いことあるかもしれないですよ。

仙田:さて、正面に岐阜城が見えてまいりました。

小林:めちゃくちゃかっこいい!

寺内:ここまで来ないと、この景色は見れないんですね。

小林:こら! 遊びに来てんじゃないんだよ!

寺内:見つけちゃったからさ(笑)。

吉田:さて、こちらが一番のビュースポットになります。

小林:絶景だ!

寺内:マリオRPGの最初、こんな感じだったな(笑)。

小林:近づくとお城ってやっぱりめちゃくちゃデカいですね。

寺内:この石垣は当時のままなんだ。

小林:ツムツムだね。

寺内:消えないツムツム(笑)。

小林:指でなぞったら消えるかもしれない(笑)。

仙田:その辺りが信長時代の石垣と言われております。これより上は、お城が昭和31年に建てられておりますので、それに合わせて組み直しております。

寺内:下からお城を見上げると本当に圧倒されるな!

仙田:関ヶ原の戦いで廃城になり、江戸時代はここにお城はなかったんです。明治になって「日本で最初の復興天守」ということで作られたんですが、失火により火事で昭和18年に全て焼失してしまって、こちらは改めて昭和31年に市民の皆さんが浄財をご寄付なさってお作りになられたんです。

――では城内に入ってみましょう。

寺内:このジオラマすごいですね。これは当時の姿ですか?

吉田:いえ、今の姿です。樹木などを除いて、地形が分かるようにしています。

寺内:ここに住んでたら絶対に攻められないよ。

小林:防犯は安心だよね。泥棒も入ってこれないと思う。

寺内:ただ、行き来が大変だよ。「岐阜城に挨拶行かない?」「いや、あそこきついっすよね」ってなっていただろうね(笑)。

吉田:こちらが、信長公です。

仙田:皆さんご存知なのは、教科書に出てくるお顔なんですが、実は、このお顔が一番信長公の本当のお顔に近いと云われています。

小林:そうなんだ!

仙田:本能寺の変で信長公の遺体が見つからなかったので、一年経ってから豊臣秀吉が盛大な葬儀を執り行う際に、2体の木造坐像を作りまして、1体は遺体として荼毘に付し、燃やしました。

寺内:見つからない遺体の代わりに!

仙田:もう1体は、京都の大徳寺に今も安置されていて、こちらはその複製になります。

小林:意外と小さく見えるけど、大きさも本人と一緒なんですか?

仙田:ほぼ等身大ですね。

寺内:当時の日本人は大きくはないもんね。

小林:だいぶ、いかり肩ですけどね(笑)。

寺内:平成肩パッドだ(笑)!

仙田:そういうお召し物ですね(笑)。

吉田:さて、こちらが天守閣になります。

小林:すごっ! 岐阜で一番綺麗な景色なんじゃないですか?

仙田:360度ぐるっと見ていただけます。

寺内:信長公もこの眺めを見てたってことですよね。

小林:「明智め! 計ったな!」

寺内:まだその時じゃない(笑)。向こうは何川ですか?

仙田:木曽川でございます。こちらが長良川で、さらに西には揖斐川がございます。

寺内:あっちの先が関ヶ原ですよね?

仙田:そうですね。

寺内:確かにさっきから、関ヶ原のほうに吸い込まれる感じがするんですよ。

小林:嘘つけ(笑)。

寺内:改めてだけど、これはすごい。結構正面突破でこの城を落とすのは無理だよ。

吉田:権威を「見せつけた」というような感じでしょうね。

小林:岐阜城の歴史を教えていただけますか?

仙田:岐阜城は1200年代に二階堂行政が鎌倉幕府の命によってここに砦を建てたのが始まりです。その後、稲葉家が城主になられたので、稲葉城、稲葉山と呼ばれておりました。そして、斎藤道三公の主の長井家も一時ここへいらしてから、斎藤家がもらって、というか取ってしまって斎藤家のものになりました。当時は、そこの白い建物が建っている場所に稲葉山城があった可能性があります。

寺内:ちょっとだけ場所が変わったんですね。

仙田:はい。その後、織田信長公がここに建てたということです。

寺内:じゃあ、岐阜城ができたのは1500年代ってことですか?

仙田:1567年です。

小林:てことは、織田信長がまだ30歳代のときに建てた家ってこと?

寺内:僕らと同じくらいの年齢のときの織田信長はこれを作ったんだ!

小林:「はいっ! ここを岐阜って名前にします!」「はい! 岐阜城を建てます!」

寺内:すごいけど、そんな軽い(笑)?

小林:難攻不落の城と言われているとお聞きしましたけども、どの部分が難攻不落なんですか?

仙田:今、歩いてきた道もそうですし、馬の背登山道などもありますが、とにかく崖なんです。もともと岩盤で、さらに岩盤に木が自然に生えてまいりましたから、300mとはいえ、山としてはなかなか大変な山だったんです。

寺内:それだと住むのも大変ですよね?

仙田:水も出なかったので、白い建物の右側にございます戦国井戸という井戸に雨水を溜めたり、水を汲んで持って上がって溜めていたんです。

寺内:水は貴重に使わないといけないんだ。

仙田:ただ、ロープウェーの山麓駅のところにある館で生活の大半はしておりました。なので、岐阜城では接待などの時に皆で上がってきていただけなので、さほど困らなかったとは思います。

小林:ずっと住んでるわけではなかったんですね。つまり、「うちに良い展望台あるからみんな見に来てよ」みたいな(笑)。

仙田:そうですね(笑)。それで権力を誇示したんでしょう。

小林:岩肌の山ってことは、「登ってきてんじゃねえか!」ってすぐ見つかっちゃう(笑)。だからこそ、岐阜城は「落ちないお城」なんですね。

寺内:さらに、合格ロープウェーがあって、福閻魔様もいると! つまり、受験生にぴったりなPスポなわけでございます!

仙田:まとめていただきました(笑)。上から見ると、龍が昇る姿に見えるということで、この金華山自体もパワースポットと言われています。

小林:なるほど! さて、閉館時間が近づいてまいりました。帰りましょう(笑)。

寺内:早く帰らないと真っ暗になっちゃう(笑)。本日はありがとうございました。

吉田・仙田・大澤:こちらこそありがとうございました。


――難攻不落の岐阜城と金華山焔魔堂に行ってきましたがいかがでしたか?

小林:さて、私どもが、受験生におすすめのPスポを調査してまいりました。寺内さん、調査結果はいかがでしたか?

寺内:そうですね……ご利益……ダブルあり!

小林:出ました! ダブルあり! で、なんですか、それは(笑)?

寺内:もともと鬼門を守っていた650年以上前の閻魔様の像と、木で囲われた石のパワースポット。つまり、ご利益ダブルありです!

小林:結果、意味わかんないですが、ありがとうございます(笑)。さて、岐阜城は、どのくらいの難攻不落度ですか?

寺内:美濃の町を守り、そして、美濃は崩れなかった……美濃が崩れない……「美濃囲い」って将棋であるな。将棋……あ! そういえば私、最近本を出しまして。

小林:特別に許可する(笑)。

寺内:「知るほど観たくなる将棋~ドラマティック将棋論~」というこちらの本でございます。


小林:将棋っていつからあるんでしたっけ?

寺内:今のルールは400年前からですが、実際は、平安時代にはもうあったと言われています。

小林:信長公も指したかもしれないってこと?

寺内:実は、信長公は将棋好きで有名なんです。これは岐阜に来たら買うしかない!

小林:でも、僕、将棋わかんないんですけど?

寺内:なんと、この本には将棋のルールや戦術、一切書いてないんです!

小林:ええ!?

寺内:将棋観戦に特化した本なので、将棋にちょっとでも興味ある方が読むと将棋のことが大好きになっちゃう魔法の本でございます!

小林:こちらのおすすめ度は?

寺内:おすすめ度は……ダブルあり!

小林:ダブルあり、いただきました(笑)。

寺内:是非、受験生おすすめスポットである岐阜城と「知るほど観たくなる将棋論」をお願いいたします!

小林:まさに、ダブルあり!

 

 

今後も引き続き、応援隊長ランパンプスが受験生に寄り添って有益な情報をお送りしていきます。試してほしい勉強法や受験に役立つ情報などがありましたら、下記の特設サイトまでお寄せください。

 

次回は、東京都の合格祈願スポットの情報をお届けします。ご期待ください。

 

『おうえんしナイト』では頑張る受験生を応援すべく、リスナーの皆様からのご意見や情報を募集しております。ランパンプスの二人に取材してほしい“あなたの街のおすすめスポット”や“合格祈願にまつわるスポット”など受験生に役立つ情報を特設サイトまでお寄せください。

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