『グランメゾン・パリ』木村拓哉主演、人気ドラマが待望のスクリーンに

Tokyo cinema cloud X by 八雲ふみね【第1227回】

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信する「Tokyo cinema cloud X（トーキョー シネマ クラウド エックス）」。

今回は、2025年お正月映画の中から映画『グランメゾン・パリ』と『カルキ 2898-AD』をご紹介します。

(C)2024 映画『グランメゾン・パリ』製作委員会

映画『グランメゾン・パリ』＜グランメゾン・プロジェクト＞がついに始動！

2019年にオンエアされ、多くの作品ファンを生み出したドラマ「グランメゾン東京」。料理に人生をかけるフレンチシェフが、己の慢心から人生のどん底まで転落。それでももう一度シェフとして生き直し、日本で三つ星レストランを作り上げていくというドラマチックなストーリーは視聴者の心を掴み、続編を望む声が多く聞かれました。

そんな人気ドラマが５年の時を経て、スクリーンに登場。舞台をフランス・パリに移し、＜チーム・グランメゾン＞が料理で世界に挑みます。

(C)2024 映画『グランメゾン・パリ』製作委員会

映画『グランメゾン・パリ』のあらすじ

ミシュランガイドの三つ星を獲得したフランス料理店「グランメゾン東京」。シェフの尾花夏樹は女性シェフ・早見倫子と共にフランスに渡り、新店舗「グランメゾン・パリ」を出店。フランス料理の本場で、アジア人初の三つ星を目指して奮闘していた。

しかし異国の地では、質の高い食材を手に入れることさえ困難。「グランメゾン・パリ」は、結果を出せない状況に陥っていた。

ある時、ガラディナーでの失態が原因で、尾花はかつての師と大変な約束を交わしてしまう。それは「次のミシュランで三つ星を獲れなければ、店を辞めてフランスから出ていく」ということだった……。

(C)2024 映画『グランメゾン・パリ』製作委員会

映画『グランメゾン・パリ』のみどころ

主人公・尾花夏樹役は、もちろん木村拓哉。芸術品のように美しい料理を作り上げていく手捌きは見事で、思わず見入ってしまうほど。自分の腕と舌とセンスに絶対的な自信を持ち、料理のためならどんな犠牲もいとわない。型破りなフランス料理シェフを今作でも魅力的に演じています。

そして尾花の右腕となるシェフ・早見倫子を演じたのは、鈴木京香。尾花と倫子の丁々発止は、本作でも見応えたっぷりですよ。

沢村一樹、及川光博をはじめ、玉森裕太、寛一郎、吉谷彩子、 中村アン、冨永愛といった連続ドラマから出演しているキャストが再集結しているのも嬉しいところ。

さらに映画からの新キャストとして、オク・テギョン、正門良規が加入し、作品に新たな息吹を吹き込む活躍をみせています。

(C)2024 映画『グランメゾン・パリ』製作委員会

スクリーンに映し出されるパリの街並みや歴史を感じさせる建造物の数々が美しく、まるでパリにいるような没入感さえ感じられる本作。

そんな中で、仲間と共に自らが掲げた目標へと向かっていく様子が鮮やかに描かれており、その情熱には心を突き動かされるばかりです。

国や文化の違いを超えて、日本人がフランス・パリで三つ星を取る。カリスマシェフと呼ばれた尾花夏樹は、その悲願を叶えることが出来るのか。＜チーム・グランメゾン＞の挑戦を是非、スクリーンで堪能して。

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『カルキ 2898-AD』インド映画史上最大規模のSFスペクタクル・アクション

『バーフバリ』シリーズをはじめ、日本でも大人気！ インド映画界の大スター プラバース主演最新作『カルキ 2898-AD』。

時は、西暦2898年。地上に残された最後の都市カーシーは、200歳の支配者スプリーム・ヤスキンと、空に浮かぶ巨大な要塞コンプレックスに支配されていた。奴隷の女性スマティが宇宙を滅ぼす“運命の子”を身ごもったことから、コンプレックスと反乱軍による戦争が幕を開ける。

そこへ一匹狼の賞金稼ぎバイラヴァが加わり、過去の宿命が動き出す……。

インド神話の神々が6000年の時空を超えて、未来の地球の命運を懸けて戦う。そのあまりにも壮大すぎるスケール感に、度肝を抜かれてしまうこと必至。

『スター・ウォーズ』や『デューン／砂の惑星』を彷彿させるビジュアルも斬新で、スクリーン狭しと暴れまくる神々の姿にアドレナリン全開になること間違いなし。

期待値をはるかに超えていくSFスペクタクル・アクション。すべてが規格外のシネマティック・サーガ。これだからインド映画は面白い。

(C)2024 映画『グランメゾン・パリ』製作委員会

＜作品情報＞
映画『グランメゾン・パリ』
全国東宝系にて公開中

出演：
木村拓哉
鈴木京香　オク・テギョン　正門良規 （Aぇ! group）
玉森裕太（Kis-My-Ft2）　寛一郎　吉谷彩子・中村アン
冨永愛　及川光博　沢村一樹

監督：塚原あゆ子
脚本：黒岩 勉
音楽：木村秀彬
料理監修：小林圭（Restaurant KEI）
Cheering Song：「Santé」山下達郎（ワーナーミュージック・ジャパン）
制作プロダクション：TBS SPARKLE
配給：東宝　ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
(C)2024 映画『グランメゾン・パリ』製作委員会

 

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＜作品情報＞
カルキ 2898-AD
2025年1月3日（金）から新宿ピカデリーほか全国ロードショー

監督：ナーグ・アシュウィン
音楽監督: サントーシュ・ナーラーヤナン
撮影監督: ジョルジェ・ストイリコヴィッチ
出演：プラバース　ディーピカー・パードゥコーン　アミターブ・バッチャン
英題：Kalki 2898 AD
配給：ツイン
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連載情報

Tokyo cinema cloud X

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。

著者：八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/