山川豊「がんちゃん、今日も一日よろしくお願いします、と仲良く共存するつもりで生活しています」
ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2025年1月15日 17時0分
ニッポン放送のイマジンスタジオから演歌・歌謡曲・J-POPのライブショーをお届けする『中山秀征の有楽町で逢いまSHOW♪』(毎週日曜朝5時30分〜/司会:中山秀征・アシスタント石川みゆき)、1月19日放送分の収録が行われました。
今回のゲストは、山川豊さん、はやぶささん、竹野留里さんです。
はやぶさは、新世代歌謡グループとして2012年2月22日に『ヨコハマ横恋慕』でデビューしました。横浜出身のヒカルさんは「大滝ひかる」、静岡出身のヤマトさんは「駿河ヤマト」の名でソロ活動もしています。
オープニングに懐かしの昭和歌謡から『意気地なし』を披露しました。
「日本クラウンの大先輩である『森雄二とサザンクロス』さんの大ヒット曲です。先日開催した私たちのコンサートでも、この曲を選曲させていただきました。女心をしなやかに表現することが課題でもあり、今回も挑戦させていただきました」
新曲『夜霧のセレナーデ』は、鶴岡雅義先生からいただいた3部作の最終章で、オリコン週間・歌謡シングルランキングで初登場1位を獲得しました。
「これで鶴岡先生の作品は最後?』と誤解される方も少なくないので、先日のコンサートで、お客様の前で鶴岡先生に直接、『これからも作品をお願いします!』と約束をしました(笑)」
2012年2月22日に『ヨコハマ横恋慕』でデビューしたはやぶさは、今年2月でデビュー14年目に突入します。
「デビュー当時の衣装は、一張羅の白いスーツだけでしたね。汚さないように気を使いました。有楽町や渋谷などの路上ライブで毎日歌っていました。中にはカラオケ用のラジカセを蹴られたこともありましたよ(笑)」
3月は、全国ツアー『はやぶさ Showcase Vol. 02 LIVE TOUR』を開催します。
「横浜、静岡、大阪、名古屋、赤羽の5か所で開催します。15周年に向けて、頑張りますので、応援をよろしくお願いいたします」
竹野留里さんは、北海道室蘭市出身の25歳です。4歳から民謡を始め、「民謡日本一」の称号を4度獲得。テレビ番組「THEカラオケ★バトル」ではU-18四天王に。医療系の大学を卒業後に上京し、現在はホリプロに所属して俳優業にも挑戦中です。
オープニングでは、懐かしの昭和歌謡から『北酒場』(細川たかし)をカバーした竹野留里さん。
「私の地元、北海道を代表する曲です。大学時代は札幌に通っていましたが、20歳になってすぐにコロナが流行し、外でお酒を飲む機会がありませんでした。この曲を聴くと、すすきので楽しそうに飲んでいる大人たちを横目に、お酒を飲んでみたかったなと思います(笑)」
ご自身のオリジナル曲『四季花鳥』も披露しました。
「中高生の頃、毎朝5時に起きて家の近くの崖まで走り、民謡を練習するのが日課でした。その崖は朝日が当たると金色に輝くことから『金屏風』と名付けられていて、私にとって特別な場所です。その場所から羽ばたいて東京でも頑張りたいという思いを込めて、自分で作詞しました」
振袖姿で登場した竹野留里さん。
「民謡を習っていた小学生の頃から、振袖を自分で着られるようになりました。畳むのも自分でやっていますし、10分で着付ができるんですよ」
最近は、さまざまな曲を民謡風にアレンジして歌うことにハマっているという竹野さん。この日はCreepy Nutsのヒット曲『ブリンバンバンボン』を民謡風にアレンジして披露。伸びやかな歌声に、中山秀征さんも思わず拍手を送りました。
「同世代にも『民謡ってかっこいい』と思ってもらえるよう、これからも挑戦していきたいです」
1998年(平成10年)のヒット曲『アメリカ橋』を披露した山川豊さん。
「レコーディングの1時間半くらい前にスタジオに入ったら、すでに平尾昌晃先生と山口洋子先生がいらして、そこからお話をしながら楽しい空間のままレコーディングに入りました。すると一回でOKとなったんですよ。演歌と違って、力まずに歌ったのがよかったみたいです(笑)」
新曲『兄貴』は、曲名の通り兄の鳥羽一郎を歌った作品です。
「この曲はもともと8年前にできていた曲で、荒木とよひさ先生と兄貴の話で盛り上がり、そこから生まれた作品です。兄・鳥羽一郎は無口に見えますが、意外とそうでもなく、よくしゃべるんですよ。ネタ帳も持っていて、たとえば『イワシは大きな魚に追われて岩にぶつかるからイワ(岩)シなんだ』なんていうネタを披露するんですよ(笑)」
胃腸の検査をクリニックで受けた結果、胃腸には問題がなかったものの、肺がんの可能性を指摘され、大きな病院で精密検査を受けた山川豊さん。
「お医者さんから『ステージ4です』と診断された時は、ショックよりも『はい、そうですか』と受け止めましたが、その後、精神的に大きく落ち込みましたね。今は『がんちゃん、今日も一日よろしくお願いします』と話しかけて、がんと仲良く共存するつもりで生活しています。抗がん剤が体に合っているおかげで、現在はがん細胞を抑えられています。食生活も改善しましたが、副作用で口内炎がひどく、口の中がいつも塩っぱく感じるんです」
前向きに生きる山川豊さんは、力強くこう語ります。
「俺は絶対に大丈夫だと思っています。2025年を新たなスタートだと捉え、これからも全力で歌っていきたいですね」
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