『サンセット・サンライズ』菅田将暉×宮藤官九郎、南三陸に移住してみませんか?
ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2025年2月1日 11時0分
Tokyo cinema cloud X by 八雲ふみね【第1231回】
シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信する「Tokyo cinema cloud X(トーキョー シネマ クラウド エックス)」。
今回は、全国の映画館にて公開中の『サンセット・サンライズ』と劇場アニメ『ベルサイユのばら』をご紹介します。
『サンセット・サンライズ』“東北あるある”も満載!? 笑いあり涙ありのヒューマンコメディ
楡周平による同名小説を実写映画化。都会から南三陸に“お試し移住”してきたサラリーマンが、地元住民と交流する様子を映し出した『サンセット・サンライズ』。
脚本を手がけたのは、常に新作を待望されている稀代のヒットメーカー・宮藤官九郎。故郷である宮城県を舞台に、“クドカン節”が炸裂。笑って泣けるヒューマンコメディが誕生しました。
『サンセット・サンライズ』のあらすじ
新型コロナウイルスによるパンデミックの影響で、世界中がロックダウンに追い込まれ、リモートワークが広まった2020年。東京の大企業に勤める釣り好きのサラリーマン・西尾晋作は、宮城県・南三陸地域に“お試し移住”することに。
住まいは、4LDKで家賃6万円の一軒家。家のすぐ目の前は、海。ロケーションも最高で、晋作は釣り三昧の日々を楽しんでいた。
しかし地元住民たちは、“よそ者”の彼の存在が気になって仕方がない様子。一癖も二癖もある住民たちとのやり取りに戸惑いを覚えながらも、持ち前のポジティブな性格と行動力で、次第に溶け込んでいく晋作だったが……。
『サンセット・サンライズ』のみどころ
主人公・西尾晋作を演じたのは、菅田将暉。在宅で仕事をこなしながら、⾃然を満喫し、新鮮な海の幸に⾆⿎を打つ。目の前にあることを全力で楽しむ晋作を魅力的に体現しています。
中でも大注目なのが、その食べっぷりの良さ。殻付きの超大粒な牡蠣に大皿に盛られた刺身、三陸海岸沿岸地域の郷土料理・どんこ汁。美味しそうに食べる姿は、もう観ているだけで胃袋が刺激されてしまいます。
共演には、町のマドンナ的存在で晋作の大家である関野百香役の井上真央をはじめ、中村雅俊、三宅健、池脇千鶴、小日向文世など豪華な俳優陣が集結。
距離感ゼロの人間関係を繰り広げる三陸の人々を個性豊かに演じているのも必見です。
都会からやって来た若者と町の人々との、いわば“異文化コミュニケーション”をコミカルに描く一方で、震災後、コロナ禍、地域の過疎化といった社会問題に踏み込んでいく本作。
重いテーマでも決して説教臭くならず、自分らしく生きていく人々の姿がハートフルに描き出されていく。その軽やかな語り口は、宮藤官九郎だからこそなせる技と言っても過言ではないでしょう。
そして本作をご覧になって気に入っていただけたなら、是非とも東北・三陸方面に出かけてみてほしい! 私は東日本大震災以前から三陸地域にご縁があり、毎年、足を運んでいるのですが、本当に素晴らしい場所なんです。
ロケ地巡りをしながら映画の登場人物たちに、そっと思いを馳せてみてください!
劇場アニメ『ベルサイユのばら』連載開始から50年以上の時を経て誕生した完全新作アニメーション
軍人として生きる男装の麗人、オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ。オーストリアからフランスへと嫁いできた王妃、マリー・アントワネット。オスカルとは双子のように魂を分けあって生きていた平民、アンドレ・グランディエ。そして、アントワネットに恋をするスウェーデンの貴公子、ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン。
18世紀後半のフランスを舞台に、激動の革命期を生きた人々の愛と人生を描き、50年以上も愛され続けている名作漫画「ベルサイユのばら」が、新たに劇場アニメとなりました。
オスカルやアントワネットの生き様を軸に、原作に忠実にストーリーが展開されていく本作。その根底には“不変の愛”と“女性の自立”というテーマが流れており、池田理代子先生の原作が現代でも色褪せない理由が垣間見えてきます。
色彩豊かな映像は耽美的で美しく、一気に“ベルばら”の世界へと誘われること間違いなし。
往年の“ベルばら”ファンも、これまで触れる機会がなかった人も是非!
<作品情報>
サンセット・サンライズ
絶賛上映中
出演:
菅田将暉
井上真央
竹原ピストル 山本浩司 好井まさお 藤間爽子 茅島みずき
白川和子 ビートきよし 半海一晃 宮崎吐夢 少路勇介 松尾貴史 三宅健 池脇千鶴 小日向文世 / 中村雅俊
脚本:宮藤官九郎
監督:岸善幸
原作:楡周平『サンセット・サンライズ』(講談社文庫)
音楽:網守将平
歌唱:⻘葉市子
インスパイアソング:GRe4N BOYZ「シオン」
製作:murmur
制作プロダクション:テレビマンユニオン
配給:ワーナー・ブラザース映画
(C)楡周平/講談社 (C)2024「サンセット・サンライズ」製作委員会
<作品情報>
劇場アニメ『ベルサイユのばら』
2025年1月31日(金)から全国ロードショー
【キャスト】
オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ:沢城みゆき
マリー・アントワネット:平野 綾
アンドレ・グランディエ:豊永利行
ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン:加藤和樹
アラン・ド・ソワソン:武内駿輔
フローリアン・ド・ジェローデル:江口拓也
ベルナール・シャトレ:入野自由
ルイ16 世:落合福嗣
ジャルジェ将軍:銀河万丈
マロン・グラッセ・モンブラン:田中真弓
ノアイユ夫人:平野 文
ルイ 15 世:大塚芳忠
ロザリー:早見沙織
ダグー大佐:山野井仁
ブイエ将軍:大塚明夫
ジャルジェ夫人:島本須美
ロベスピエール:小野賢章
ナレーション:黒木 瞳
主題歌:絢⾹「Versailles – ベルサイユ – 」
【スタッフ】
原作:池田理代子
監督:吉村 愛
脚本:金春智子
キャラクターデザイン:岡 真里子
音楽プロデューサー:澤野弘之
音楽:澤野弘之 KOHTA YAMAMOTO
アニメーション制作:MAPPA
製作:劇場アニメベルサイユのばら製作委員会
配給:TOHO NEXT エイベックス・ピクチャーズ
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ
(C) 池田理代子プロダクション/ベルサイユのばら製作委員会
連載情報
Tokyo cinema cloud X
シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。
著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/
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