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「もうショックというか…」 街並みを親しんでもらうために始めたウォールアートに落書きが… イラストレーターや付近の住民から怒りの声 島根県松江市

日本海テレビ / 2024年7月8日 17時22分

日本海テレビ

島根県松江市宍道町で、街並みに親しんでもらおうと民家の壁などに描かれたウォールアート。この作品に落書きをされていたことがわかり、警察が捜査を進めています。

高井和代 記者

「街なかの民家の壁といった場所に作品として描かれたイラストが、何者かによって色を塗られていたことがわかりました」

イラストの上にいたずら書きが発見されたのは、松江市宍道町のJR宍道駅付近の通り沿いです。宍道町では去年10月、宍道公民館や住民を中心に、街を盛り上げようとイラストを探しながら街歩きをしてもらうプロジェクトを開催。松江市のイラストレーターPori(ポリ)さんが、町内13か所に自ら製作した絵本「まてまて ぼうし」に登場する動物や小物を描きました。

今や、撮影スポットとして、県外から訪れる人もいるほど人気を集めています。しかし、イラスト制作から半年が過ぎた7月4日。Poriさんがイベントの準備のため、ここを訪れた際、イラストの異変に気付きました。

Poriさん

「タヌキがもともと描いてあったんですけども、顔の部分が黒く、おそらくスプレーかなにかで描かれたかたちになりますね」

落書き前と後のタヌキのイラスト

落書き前と後のタヌキのイラストを見比べると、目のあたりが、黒く塗りつぶされてしまっています。ポリさんによりますと、スプレーで塗りつぶされたのではないかということです。

Poriさん

「絵ではないので、ただのいたずらというか何か意図あるのかもしれないですけど、どういったことであれ、落書きをされていることが事実なのでそれはほんと憤りしかないですね」

落書き前と後のキツネのイラスト
落書き前と後のクマのイラスト

このほかにも通り沿いのあわせて3か所に同様の落書きがされていることがわかりました。キツネのイラストは、顔の部分が黒くスプレーで塗られています。さらに、クマを描いた作品は、Poriさんが気づいたときには左目から鼻にかけて黒いスプレーが塗られていました。

クマのイラストのある通りは、普段、通学路として使われていて住民も残念な思いを抱いていました。

クマのイラストのある民家の住民

「もうショックというか、バカタレっていう感じでなんとも言えない」

Poriさん

「そうなりますよね言葉にできんですよね。怒りしか無いというか」

クマのイラストのある民家の住民

「なんとなくさみしいというかやるせない気持ち」

楽しむためのウォールーアートに水をさす事態となりました。落書きの発見を受け、イベントの主催者が警察に連絡。現在、松江署では器物損壊の疑いで捜査を進めています。作品は近いうちに修復する予定だということです。

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