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オリンピック委員会からオファーを受けた11人の一人 経験と実績がものをいう世界・ストリンガー テニス選手のラケット整備のため鳥取に住む男性がパリへ

日本海テレビ / 2024年7月17日 5時52分

日本海テレビ

7月26日に始まるパリオリンピックですが、鳥取市内から、選手をサポートするためパリに向かう人がいます。テニスのラケットに張られた糸「ガット」の部分を調整するストリンガーの男性です。オリンピックへの思いを取材しました。

鳥取市でテニスショップ「フラシーノ」を経営する、玉川裕康さん。7月26日からフランスで開かれるパリオリンピック。32の競技が行われる中で、テニス選手のラケットを整備するストリンガーとしてパリに向かいます。

フラシーノ 玉川裕康さん

「ラケットに糸を張るというサービスを(運営が)選手に提供するので、そのメンバーの一員としてフランスの方に行きます」

オリンピック委員会からオファーを受けて現地に向かう、ストリンガー。玉川さんはフランスやアメリカ、ブラジルなどの8か国から集まる11人のストリンガーのうちの1人です。

フラシーノ 玉川裕康さん

「選手がテンション(糸の張りの強さ)を指定してきて、それに従って僕らはその通りに提供する。そういう仕事になります。選手がプレイするときに違和感なく使ってもらう用具を提供することがすごく大事」

縦糸を通して、横糸を編んでいくストリンガーの技。自分が張ったストリングを人が使い、すぐに結果として評価されることが醍醐味だと話します。電動で整備ができるようになっても、人の手で行う微調整が大切だといい…

ストリンガー 玉川裕康さん

「人の手がかかるところは少なくなってきたんですけど、糸を触って引っ張る時間であったり、ラケットをマシンにセットする時間であったりというものがあるので、そういったところで人の違いが出てくきます」

ストリンガーの協会は、設立されているものの公認資格などがないため、経験と実績がものをいう世界です。

ストリンガー 玉川裕康さん

「(自分とは)違うストリンガーが張ったりするんですけど、そういったときに、たまに『同じストリンガーが張ったの?』と言われたことはありますので、ああ選手はわかってるんだなと」

ストリンガーとして北京オリンピックに初めて参加してから、ロンドン、リオ、東京五輪を経験してきました。パリオリンピックは5回目の参加となります。店を訪れた常連客はー。

常連客

「パリオリンピックに玉川さんが行かれるということで、1か月間張替えをしていただけないということで、まとめて張替えをお願いに来ちゃいました」

小学生のころから、30年にわたってこの店を利用しているという男性。

常連客

「自分で(ストリングを)張ることもあるんですけど、全く違いますね。打っても打っても張り替えた瞬間の感じがずっと継続されてる」

鳥取、そして世界で輝く玉川さんの技。選手を支えるため、パリオリンピックでも最高のパフォーマンスを提供します。

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