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原爆投下から79年 鳥取県内被爆者の平均年齢が88歳 被爆者の高齢化が進み次の世代への伝承が課題「(被爆者の)会を維持することの困難さを感じています」

日本海テレビ / 2024年8月6日 18時9分

日本海テレビ

広島に原爆が投下されて8月6日で79年。鳥取県鳥取市では投下時刻の午前8時15分に合わせ、市内23の寺院と3つの教会で、平和と追悼の思いを込めた鐘が鳴らされました。

摩尼寺 居川敬信 住職

「(自分に)何ができるかと考えて、せめて鐘をつくこと、あとここに来た子どもたちに(戦争の)歴史を少しでも語っていければなと」

この寺で平和の鐘を鳴らす親子の背中には「86」の数字。母親が広島県出身で、いまは家族で鳥取県鳥取市に住んでいて、8月6日を意味する背番号86番を着て参加しました。親子で鐘をつき、平和への祈りを捧げていました。

子ども

「もう爆弾が来ないでほしい」

母親

「平和についてもっと鳥取でも学んでいかないといけないなと思います」

一方、鳥取市の対翠閣でも―。鳥取県鳥取市では鳥取県原爆死没者追悼・平和式典が開催され、県内の被爆者やその遺族など16人が参列しました。式典では2023年度亡くなった16人の被爆者の名前が読み上げられた後、死没者名簿が祭壇に納められました。

鳥取県原爆被害者の会 石川行弘 事務局長

「県内の被爆者が平均年齢88歳、われわれがこういう会を維持することの困難さ(を感じている)」

2024年3月の時点で鳥取県内に住む被爆者は134人、島根県では476人に。10年の間に半分以下に減っています。(2014年3月:鳥取 369人島根 1318人)

高齢化が進み、原爆の恐ろしさ、戦争の悲惨さをどうやって次の世代に伝えていくか。山陰でも大きな課題となっています。

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