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ニホンジカの飼育作業していた男性が死亡 業務を監督する立場の地方公務員の男性を業務上過失致死の疑いで書類送検 島根県

日本海テレビ / 2024年8月9日 14時21分

日本海テレビ

去年10月、島根県飯南町の中山間地域研究センター内にあるニホンジカ飼育場で作業員の男性が亡くなった事件について、雲南警察署は業務を監督する立場の地方公務員の男性(57)を業務上過失致死の疑いで書類送検しました。

事件があったのは、去年10月、島根県飯南町の中山間地域研究センターにあるシカの飼育施設で、草刈り作業をしていた60代の男性職員が全身に傷を負って倒れているのが見つかり、その後死亡が確認されました。

センターでは、飼育動物などへの安全対策をまとめたマニュアルを策定し、「角による攻撃を受けないよう距離を保つ」などを定めていましたが、鹿の世話は亡くなった男性1人が行うことが常態化していました。

雲南警察署は捜査の結果、適切な危険防止措置を講じなかったとして、業務を監督する立場にあった地方公務員の男性(57)を書類送検しました。

中山間地域研究センターでは、死亡事故を受けて今年5月にシカの飼育場を改良。フェンスで区切りを増やし、作業員とシカが同じ場所で作業しないよう、マニュアルを見直すなどの防止策を講じています。

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