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「アニサキスは酢や醤油、塩で死滅する…」などといった“うわさ”は間違い 全国各地で相次いでいる「アニサキスによる食中毒」の正しい調理法とは 必要なのは「加熱」と「冷凍」

日本海テレビ / 2024年8月13日 16時44分

日本海テレビ

食中毒が増える夏のこの時期、全国各地で相次いでいるのが「アニサキスによる食中毒」。山陰両県でも警戒が呼びかけられています。

サバやアジ、イワシが旬を迎えています。その一方で、これらの魚によって、年間7000件以上発生しているのが「アニサキスによる食中毒」です。アニサキスは体長3センチほどの白い糸のような寄生虫でサバやアジ、サンマなど魚に寄生し、人間の胃や腸に入ると激しい腹痛やおう吐などの症状を引き起こします。

鳥取県では去年1年間で11件だったアニサキスによる患者数は、今年に入って5件。島根県では去年3件に対し、今年に入ってすでに5件が報告されています。発生場所の多くが家庭でした。

※鳥取県・島根県共に7月末まで患者数

鳥取市保健所 生活安全課食品安全課 奥田英二 係長

「酢締めですとか、刺身のように加熱をせずに召し上がることによって発生する食中毒です」

そこで鳥取市保健所は、注意喚起の動画を作成。動画内の検証では、13匹のサバのうち12匹にアニサキスが確認され、1匹の魚に70以上見つかったものも。夏場に食材の温度が原因のウイルスとは異なり、年中警戒が必要な食中毒「アニサキス」。食べる前に必要なのは「加熱」と「冷凍」だといいます。

鳥取市保健所 生活安全課食品安全課 奥田英二 係長

「60℃くらいの温度で1分以上加熱していただく。冷凍に関しましては、マイナス20℃で24時間以上冷凍していただくと死滅します」

また、「アニサキスは酢や醤油、塩で死滅する…」などといった“うわさ”も間違いです。注意喚起の動画内では、塩・酢・ワサビ・醤油に漬けてもアニサキスは死滅することはありませんでした。

鳥取市保健所 生活安全課食品安全課 奥田英二 係長

「酢締めとか刺身のように加熱をしないで召し上がる場合は、できるだけ新鮮な魚を選んでいただいて、しっかりと目で見てアニサキスを取り除くということが大切になります」

また、アニサキスを取り除いた魚自体は食べることができるということですが、予防のポイントを知り、正しい調理法で鮮魚を食べてほしいと呼びかけています。

この記事の動画はこちらから再生できます

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