【台風10号】まもなく山陰地方に最接近 今後の進路や雨などの状況は？ 気象予報士が解説

日本海テレビ

ゆっくりとした速度で移動している台風10号。今後の台風情報を気象予報士の町田さんに解説してもらいます。

雨雲レーダー（8月30日午後6時20分）

町田朱理 気象予報士

「30日午後6時20分現在、台風の渦に伴う発達した雨雲が島根県を中心にかかっています。次々と南から雨雲が回り込んで雨量が増える可能性があります。警報も発表されていますので、安全確保に努めてください。また、鳥取県も発達した雨雲があり雨がざっと強まる時間がありそうです」

台風の予想進路

町田朱理 気象予報士

「8月30日現在、台風10号は九州北部を抜けてゆっくりとした速さで東へ進んでいます。今後、9月1日にかけて四国付近を進み山陰に接近する見込みです。また、台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となっています。8月31日夕方にかけて局地的に雷を伴った激しい雨が降る見込みです」

風と雨の予想（8月30日午後10時）

町田朱理 気象予報士

「この先の風と降水の予想です。台風が接近し、30日夜からあちらこちらで発達した雨雲がかかりそうです。竜巻などの激しい突風、落雷、強風、高波に注意してください。局地的な雨雲は、はっきりと予想するのが難しいです。雨雲がかかっていないところでも急に雨雲が発達する可能性があります。31日にかけて山陰全域で注意が必要です」

町田朱理 気象予報士

「9月1日朝にかけて24時間に降る雨の量は、多いところで150ミリ。最大風速は18メートルとなる恐れがあります。また、現在の予想以上に発達した場合は、警報級の大雨となる恐れがあります。土砂災害、浸水害、河川の増水に十分警戒してください」

家でできる備え

町田朱理 気象予報士

「改めて、家でできる備えの確認です。気象庁のホームページの雨雲レーダーやキキクルなど常に最新の情報を確認するようにお願いします。そして、避難場所・方法の確認は家族で共有できていますか。インターネットでハザードマップも見られます。活用してください。防災バッグの中の備えは万全ですか。モバイルバッテリーの充電や食品の賞味期限の確認をしましょう。また、暑い時期ですので水分、汗拭きシート、うちわなどがあると安心です。長丁場の台風ですが、体調にお気をつけて油断せずお過ごしください」

この記事の動画はこちらから再生できます