インフルエンザワクチンに変化 点鼻型ワクチンが登場 弱毒化したウイルスを噴射する“生ワクチン” その効果や副反応とは? 鳥取県鳥取市
日本海テレビ / 2024年10月11日 6時12分
これからの時期流行するのが季節性インフルエンザ。例年多くの人が接種するインフルエンザワクチンに今年はある変化が起きています。
秋から冬にかけて流行する季節性インフルエンザ。10 月からワクチン接種が始まっていますが、注射が苦手だという子どもも多く、接種に苦労する家庭も多いのではないでしょうか。
ワクチン接種したことのある子どもの親
「注射は苦手意識があるので、連れてくるのがなかなか大変です」
そんなワクチン接種に今年はある変化が起こっていました。今年から鼻の中にスプレーを吹きかける点鼻型ワクチンの接種が2歳から18歳を対象に始まりました。
4歳児の母
「鼻の綿棒(の検査)を思い出して、それで怖かったのかなっていうのがあったけど(点鼻で接種した後)痛くなかったって言ってたので、大丈夫だったのかなと思います」
接種費用は医療機関によって異なりますが、8000円前後だということです。12歳以下の子どもは、通常のワクチンでは2回の接種が推奨されていますが、この点鼻型ワクチンは1回の接種で終了です。
点鼻接種した4歳児の母
「痛くないっていうのと1回で済むっていうのがメリットだなと思ってます」
気になるのは、効果や副反応ですが―。
おおたにこども・ファミリークリニック 大谷英之 院長
「インフルエンザのウイルスを鼻に吹き付けるということになりますので、副反応として鼻水・鼻づまりとか、のどの違和感とかといったような軽い風邪のような症状を起こす方が半分くらいおられるという風に言われています」
大谷医師によりますと、効果は従来のワクチンと大きく変わらないといいます。ただ弱毒化したウイルスを噴射する、“生ワクチン”のため、免疫抑制剤を使用している人や喘息を患っている場合は医師と相談してから接種を検討してほしいということです。
おおたにこども・ファミリークリニック 大谷英之 院長
「インフルエンザっていうのは、冬寒くなってきてからはやることが多かったんですけど、9月10月あたりから流行が始まるようになってきていますので、基本的な対策を今から始めていただければなと 思います」
これからの時期流行が予想されるインフルエンザ。自分に合った方法で早めの予防が必要です。
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