県道29号の崩落により観光業は大打撃… 観光誘客の起爆剤として日御碕観光応援キャンペーンが開始 島根県出雲市

日本海テレビ

島根県出雲市大社町日御碕の観光地を応援しようと、食事や土産の購入に使えるクーポン券の販売などの観光応援キャンペーンが11月1日から始まりました。

島根県の丸山知事とともに、出雲市日御碕にやってきたのは、雨ガッパ姿の島根県の観光キャラクター「しまねっこ」。11月1日からはじまる「出雲日御碕観光応援キャンペーン」のPRに訪れました。

11月1日から販売されるのが、日御碕地区の飲食店や土産店などで使えるクーポン券。500円券が3枚つづりで、1500円分です。これを1000円で購入できます。

キャンペーンにはそのほか、日御碕地区に宿泊する人が1泊あたり、1人3000円(上限11000円)割引されるサービスもあり、観光誘客の起爆剤となることが期待されます。

まの商店　真野兼明さん

「今年は崩落事故があってから全くお客さんが来られないので、 9月まで全く違う年になりました」

ことし7月の大雨で、日御碕の主要道路である県道29号が崩落。仮設道路が完成するまで夏の期間は多くの店舗が休業し、観光は大きな打撃を受けました。

そこで島根県は、秋から冬の日御碕観光を応援しようと、キャンペーンを企画。初日の11月1日は次々と観光客が訪れ、クーポン券を購入していました。

観光客が訪れたのは、休日ともなれば行列ができる海鮮丼の店。1000円台から4000円台まで、さまざまな海の幸が味わえる海鮮丼もクーポン券1冊分で500円お得にいただけます。

観光客

「夏に来られなかったからありがたいです」

「めっちゃお得に食事ができました」

9月に仮設道路が完成して以降、徐々に観光客数は戻ってきていますが、いまだに大型バスは通れず、団体ツアーなどの受け入れができないのが現状です。観光応援キャンペーンは来年3月末までで、観光関係者は、夏だけではなく、日御碕の冬の魅力も伝えていきたいとしています。

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