年々増加するタイヤ脱落による事故 全体の7割が11月から3月に発生 見逃しがちなタイヤは助手席側!?
日本海テレビ / 2024年11月14日 15時55分
冬に向けてタイヤ交換を行うこれからの時期。そこで、年々増加しているというタイヤの脱落事故を防止するための注意点を聞きました。
冬に事故が増えるのが「タイヤの脱落」。これは大型自動車のタイヤが脱落する様子です。走行中、タイヤが外れ、人にぶつかると、タイヤに沿うように身体が折れ曲がるなどタイヤの脱落は命に関わる重大な事故へとつながってしまうのです。
中国運輸局 鳥取運輸支局 櫻田邦広 陸運技術専門官
「(タイヤが)歩行者・人にぶつかるとなると、大型車だけでなく乗用車でも大きな被害になるというのは容易に想像がつきます。(タイヤを)交換したときに何かミスがあるから外れるので、冬の時期は多くなっています」
国土交通省によるとタイヤの脱落による事故は年々増加。さらに、去年の件数を月別に見ると、11月と12月の冬の時期に増加、11月から3月までに占める件数は、全体の7割にあたります。これからの季節、タイヤ交換での注意点を聞きました。
鳥取トヨタ自動車株式会社 坂口泰智 技術トレーナー
「外した後、見ていただきたいポイントは、まずボルト。ゴミや砂の異物、“さび”がついていないか。ここに異物がある状態でタイヤをつけると規定トルクで締まらないことがあります」
ナットやその接合面も確認。ブラシで茶色いさびがなくなるまで落としていきます。
鳥取トヨタ自動車株式会社 坂口泰智 技術トレーナー
「ナットを取り付けるときも いきなり一か所を強く締めるのではなく対角線上に締める。ちょっと固くなってからきゅっと締めるくらいで大丈夫。」
最後に、レンチを使い、各車種に合った強さで締めて、完了です。さらに4つのタイヤのうち見逃しがちだというのがー。
鳥取トヨタ自動車株式会社 坂口泰智 技術トレーナー
「とくに、左側。運転席の逆側になるのでわざわざみられることはない。 左側は右側に比べると緩んでいることが多い」
また、鳥取運輸支局によると普通車・大型車ともに外出する度に確認すること。また、50㎞から100㎞走ったら再びナットを締める「増し締め」を行うことで、ほとんどの事故を防ぐことができるといいます。
中国運輸局 鳥取運輸支局 櫻田邦広 陸運技術専門官
「山陰地方は雪も多くて、必ず冬の時期になるとタイヤ交換もされるので、その作業を確実にやっていただく。日頃の点検・確認を忘れずにやっていただくことが重要です」
冬は融雪剤などにより、特にさびなどが付くことで各部品が緩みやすくなる季節です。適正なレンチでの締め付け、さびたら清掃を行うなど日常点検が事故の防止につながります。
この記事の動画はこちらから再生できますこの記事に関連するニュース
-
連日盛況!北海道はいまがピークのタイヤ交換…だからこそ「脱落事故に注意」点検呼びかけ
STVニュース北海道 / 2024年11月13日 6時30分
-
冬本番迎えタイヤ交換ピーク タイヤ交換後の脱輪事故に注意 事故防止のポイント「増し締め」とは?
HTB北海道ニュース / 2024年11月12日 16時16分
-
冬タイヤ交換のコツ…自分で作業する際の注意点 トルクレンチを使って対角線上に締めすぎず 北海道ではタイヤが外れる事故多発
北海道放送 / 2024年11月7日 18時26分
-
「ガタガタと音がした」相次ぐ脱落事故 なぜ左側のタイヤばかりが…道路の構造が要因 北海道
STVニュース北海道 / 2024年11月6日 18時32分
-
ナットの締め付け大丈夫?警察が作業直後の冬タイヤ脱落事故の防止をドライバーに呼び掛け 北海道・中山峠
HTB北海道ニュース / 2024年11月4日 12時1分
ランキング
-
1自転車で信号無視の10歳児が車と衝突 「過失割合100%」 保護者に賠償リスク
産経ニュース / 2024年11月18日 8時0分
-
2斎藤元彦氏の再選に吉村洋文大阪府知事「リスペクト」 県議会は「何事もなかったかのように振る舞うのはどうでしょう」
スポーツ報知 / 2024年11月18日 16時20分
-
3最低賃金引き上げが「日本人の給与増」に必要な訳 恩恵受けるのは最低賃金で働く人だけではない
東洋経済オンライン / 2024年11月18日 8時0分
-
4牛感染症「ランピースキン病」国内初確認 福岡でワクチン接種命令
毎日新聞 / 2024年11月18日 18時9分
-
5「紀州のドン・ファン」元妻に無期懲役を求刑…検察側「遺産を得るために犯行」
読売新聞 / 2024年11月18日 14時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください