「存続の問題を抱えている線路を皆さんに知っていただきたい」 思い出の山陰の鉄道を段ボールで表現 鉄道や山陰線の駅舎など13点を展示 島根県雲南市
日本海テレビ / 2024年12月26日 17時18分
先人たちの願いでもあった山陰と山陽を結ぶ鉄道。この鉄道を段ボールで表現した作品展が島根県雲南市で開かれています。
段ボールの断面を生かして作られた木次線のスイッチバックと蒸気機関車「ちどり号」。勾配も実際のスイッチバックと同じ傾斜で忠実に再現されています。
島根県雲南市で開かれている展示会では、山陰と山陽を結ぼうとした鉄道や山陰線の駅舎など13点が展示されています。
会場に並ぶのは、島根県出雲市在住で元国鉄職員の原禎幸さん(70)が手がけた作品。作品は、段ボールを細長いパーツにカットしてつなぎ合わせる独特の方法で作られています。今回、雲南市での開催に合わせ初めて展示された作品として、木次線の前身、簸上(ひかみ)鉄道だった1933年に作られ、走っていた3040形機関車もあります。
また、今年10月に109年の歴史に幕を閉じ、解体された久手駅も展示されています。窓のサッシは昭和の頃の姿を再現し、屋根の傾斜部分なども細かく作りこまれています。原さんによりますと、乾物などを行商する人たちが久手駅から乗り込み車内がにぎやかだった当時が思い出深いそうです。
訪れた人は、作品を見入ったり、列車に乗った頃を思い出したりしていました。
訪れた人
「昭和36、7年くらいですか。超満員でね。横田からもしっかり乗っておられるけん。止まってから乗ればいいけど、われ先にと飛び乗るだけん」
原禎幸さん
「存続の問題を抱えている線路を皆さんに知っていただく、廃線になった線路を知ってもらうという意味を込めまして、今回の展示にさせてもらうことになりました」
段ボールクラフトで再現された山陰の鉄道の作品展は、雲南市のマルシェリーズで来年1月14日まで開かれています。
この記事の動画はこちらから再生できますこの記事に関連するニュース
-
山陰各地で真冬並みの厳しい冷え込み 平地でも積雪 JRの一部で運休など
日本海テレビ / 2024年12月19日 11時56分
-
無人駅なのに駅員がいる「簡易委託駅」誕生秘話 「石破首相の父」提案きっかけ?鳥取から全国に
東洋経済オンライン / 2024年12月14日 6時30分
-
森の中で朽ち果てたホーム跡 豊橋鉄道田口線の三河大草駅、手掘りトンネルの先 行ってみよう廃線跡
産経ニュース / 2024年12月13日 10時30分
-
「東海道線の終点」神戸駅、地味でも大きな存在感 連節バスが乗り入れ、駅前再整備で変貌するか
東洋経済オンライン / 2024年12月12日 6時30分
-
「約1.7万円で列島縦断3300km」ついに可能に 「新・青春18きっぷ」の本丸“5日用”でここまで行ける!こうするとラク!
乗りものニュース / 2024年12月8日 15時12分
ランキング
-
1政治資金問題へのけじめ…自民党が「赤い羽根募金」に7億円超を寄付へ、党費などを原資に拠出
読売新聞 / 2024年12月26日 20時38分
-
2JALサイバー攻撃 75便に欠航や遅れ 最大4時間の遅れも
毎日新聞 / 2024年12月26日 19時38分
-
3生理休暇中に海外旅行し懲戒免職処分、45歳女性教諭 夫とのけんか調査で虚偽発覚
産経ニュース / 2024年12月26日 16時46分
-
4『タイヤ館』新入社員が入社後わずか8か月“パワハラ”で自殺 両親は「パワハラを認め、謝罪してほしい」と運営会社を提訴
MBSニュース / 2024年12月26日 18時25分
-
5寒さが大敵の「心筋梗塞」、防ぐための10箇条とは
ウェザーニュース / 2024年12月26日 14時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください