鳥取県や自衛隊などから100人が参加 南海トラフ地震に備え、徳島県と連携し大規模な訓練 緊急支援物資の輸送訓練などを実施
日本海テレビ / 2025年1月15日 18時0分
鳥取県は、南海トラフ地震に備え1月14日から災害時に相互応援協定を結ぶ徳島県と大規模な地震への訓練を実施しています。最終日の1月15日は、境港市で緊急支援物資の輸送などの訓練が行われました。
1月13日の夜、日向灘を震源とする地震があり、宮崎市などで震度5弱を観測。山陰地方でも出雲市や境港市などで震度3を観測しました。こうした中、鳥取県は1月14日から南海トラフ地震に備え、災害時の相互応援協定を結ぶ徳島県と大規模地震に対応する訓練を行っています。
訓練最終日の1月15日は、境港市で鳥取県や自衛隊などから100人が参加。自衛隊のヘリコプター3機も出動し冷たい雨や強風の中、緊急支援物資の輸送訓練などが行われました。当初は、自衛隊のヘリコプターで実際に徳島県へ支援物資を送る予定でしたが、悪天候で急きょ美保航空基地への輸送に切り替えました。
平井知事もヘリコプターで徳島県まで移動する予定でしたが、境港での現地視察に変更し、鳥取県の情報連絡担当の職員と衛星回線を使い被災地の状況を確認する訓練に当たっていました。
鳥取県 平井伸治 知事
「1月13日の深夜になりましてあの地震があり、南海トラフにおける地震の足音が確かに聞こえています。1月15日の(訓練の)経験を今後の実際に生かせるように総括をしていきたい」
陸上自衛隊第十三旅団長 今村武 陸将補
「災害対応は、間違いなく自治体とわれわれ防災に関わる組織が一緒になってやる。その関係は、常日頃から(訓練を)やっておくのは極めて重要と認識しています」
鳥取県が徳島県や自衛隊と連携し、大規模な訓練を行うのは今回が初めてだということです。
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