阪神淡路大震災 震災の記憶を風化させないように… 108基の灯ろうの明かりを灯し「追悼の祈り」 島根県出雲市・一畑薬師
日本海テレビ / 2025年1月17日 13時18分
「黙とう」
1月17日午前5時46分。「阪神淡路大震災」からきょうで30年。島根からも、犠牲になった人たちへ黙とうがささげられました。
出雲市の一畑薬師で行われた追悼行事「慰霊の灯り」。地元の有志20人が参加し、108基の灯ろうに次々と火を灯していきました。この行事を主催したのは、島根県出身の高嶋敏展さん。
阪神・淡路大震災が発生したのは、高嶋さんが大阪の大学に通っていた頃。発災翌月にはボランティアとして被災地へ向かい、9か月間に渡り活動しました。
高嶋敏展さん
「昨日のことのようにも感じますし、すごく大昔のことのようにも感じます。阪神大震災から30年たちまして、記憶の風化が本当に年を追うごとに著しいですが、これをきっかけに自分事として思い出したり教訓にしてもらえたらなと思います」
記憶を風化させないため…。2017年から毎年地元でも追悼行事を行っています。参加者の中には、高校生だという人もー。
高校生 森大温さん
「防災とかに興味があって、自分で調べることもあって歴史の経験としてそこから学んだことを次に生かしていかないといけないという思いがあるので、そういう点で参加できてよかったなと思います」
一方、震災当時大阪に住んでいたという男性もー。
尾崎浩一さん
「結構揺れたんですけど、神戸に比べたらまだ被害は少なくてただ勤めている所の同僚とかのお母さんが亡くなったりとか、結構大きな被害もあったので、その追悼をする機会が得られてよかったなと思います」
震災を経験した人も震災を知らない世代もー。あの1月17日から30年、当時の状況に思いをはせ、記憶をつなげていきます。
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