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ガソリン・灯油価格の高騰が原因か ガソリンスタンドで詐欺事件や灯油の置き引きが発生 島根県

日本海テレビ / 2025年1月23日 5時33分

日本海テレビ

ガソリン価格の高止まりが続く中、島根県のガソリンスタンドで事件が相次いでいることが分かりました。邑南町では給油に関連した詐欺事件、出雲市でも灯油の置き引きが発生したということです。

国の委託を受けてガソリン価格を調査している「石油情報センター」は1月22日、最新の小売り調査の結果を発表しました。16日に補助金が縮小されたため、島根県ではレギュラーガソリンの価格が1リットル当たり187.9円となり、この1年間で10円近く値上がりしています。灯油価格(18リットル)も2373円に達しました。こうした中、島根県のガソリンスタンドでは昨年末にかけて、相次いで事件が起こりました。

警察によりますと、邑南町のガソリンスタンドで2024年11月5日、土木作業員の男(56)が別の会社の従業員を装って、ガソリン29リットルの給油とオイル交換を行い、合わせて1万4000円相当をだまし取った疑いが持たれています。

ガソリンスタンドは、この会社と後日まとめて料金を支払う“掛け売り”契約を結んでおり、スタンド側は別途支払いがあると信じ作業を行いましたが、その後、契約している会社の従業員ではないと分かり、警察に相談。捜査の結果、男の容疑が固まり、1月21日に詐欺の容疑で逮捕しました。警察の調べに対し男は「まったく思い当たる節がありません」と容疑を否認しているということです。

また、出雲市では2024年12月15日に新聞配達員の男(67)が、給油所から別の男性客が置き忘れた灯油18リットルが入ったポリタンク(時価合計2400円相当)を持ち去った疑いが持たれています。

被害男性から「灯油をポリタンクに入れたが、置き忘れて自宅に帰ってしまった。ガソリンスタンドに電話したが、ポリタンクはありませんと言われた」など警察に相談があり、防犯カメラなどを確認したところ、男の存在が浮上。男への事情聴取の結果、犯行を特定し、1月21日に占有離脱物横領の容疑で逮捕しました。警察の調べに対し男は「間違いありません」と犯行を認めているということです。

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