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SNSやネットの掲示板などで高額収入をうたう『闇バイト』… 検挙された人のうち約6割以上が10代・20代 犯罪に加担しないために注意すべきことは?

日本海テレビ / 2025年1月28日 18時32分

日本海テレビ

現役の警察官とともに解説していくコーナー。解説は鳥取県警生活安全企画課 波田貴幸警部補です。

鳥取県警生活安全企画課 波田貴幸 警部補

「今回は、『闇バイト』について解説していきます」

中山アナウンサー

「ご存知の方も多いとは思いますが、まずは、そもそもどういったものなのか見ていきます」

闇バイトとは?

波田貴幸 警部補

「闇バイトとは、SNSやネットの掲示板などで、『短時間で高収入が得られる』などと呼びかけて、応募すると詐欺の受け子や出し子、強盗の実行犯などに加担させられるものです」

中山アナ

「最近、特に若い世代が簡単にこの闇バイトに加担するニュースなどもよく耳にしますよね」

受け子の年代別検挙率

波田貴幸 警部補

「こちらは闇バイトの一つ、特殊詐欺の『受け子』に関するデータです。警察庁のデータによりますと、受け子で検挙された人のうち、約6割以上が10代、20代の若い人たちなんです」

中山アナ

「知らず知らずのうちに若い人たちも凶悪な犯罪に加担するリスクが高まっているのがよくわかります。先ほど波田さんもおっしゃっていたように、この闇バイト、SNSなどの掲示板で『求人をよびかけて』募るものがあるということですが、具体的にどういったものなのか詳しくみていきましょう」

■闇バイト求人の見分け方

闇バイト求人の見分け方

波田貴幸 警部補

「今回は、クイズ形式で説明していきます」

中山アナ

「AとB、2つの求人情報を用意しています。まずAは、『段ボールを運ぶだけ、最低1件5万円から支給、高額収入、DMで連絡』と書かれています。Bは、『工場内軽作業時給1400円、高時給、最寄り駅、エントリーURL』が書かれています」

中山アナ

「波田さん、一見、どちらもありそうな求人情報ですが、どちらかが闇バイトということですね。では、街の人たちはこの違いを見抜けられるのか、実際に聞いてみました」

◇ ◇

Q.あなたはどちらが闇バイトか見抜けられますか?

一人目

「これ、Aだと思います」

2人目

「Aだと思います。段ボールを運ぶだけで5万円は怪しすぎません?」

3人目

「A。1件5万円から支給って高いから闇バイトかなって」

報酬の高さからAを怪しむ人が多い一方で。

こちらの女性2人は。

1人目の女性

「闇バイト...?Aか?」

2人目の女性

「Aじゃない?」

1人目の女子

「(本当に)Aか?」

2人目の女性

「え?Aな気がします」

1人目の女性

「え、Bだと思う」

Q.どうしてBだと思った?

1人目の女性

「URLがついているからBにしました」

URLをクリックすると個人の情報が盗まれてしまうフィッシング詐欺に似ていたことからBを選択。

さらにこんな声も。

町の人

「どっちも怪しく見えます。どっちも同時に来ちゃったら悩むかもしれないです」

◇ ◇

中山アナ

「Aを選ぶ声も多かったんですが、『いざとなったら判断できないかも』という声もありました」

波田貴幸 警部補

「正解は多くの人が指摘した『A』が闇バイトの求人です」

闇バイト求人の特徴

鳥取県警生活安全企画課 波田貴幸 警部補

「特徴は3つあります。インタビューの中にもありましたが、『報酬が高すぎる上に時給の記載がない』『仕事内容や勤務地などが不明確』『連絡のやり取りがDM』と、情報が不明確な割に高い報酬のものが多いんですよね」

闇バイトに応募すると…

中山アナ

「仮にこの闇バイト、応募してしまったらどうなるんですか」

波田貴幸 警部補

「応募の時に本人、そして家族の個人情報すべてを要求されます。なにが危ないかというと、例えやめようとしても『家族がどうなっても知らないぞ』などと脅されて一生逃れられない状況になってしまうんです」

中山アナ

「一度踏み入れてしまったら、引き返すのが困難なんですね。では、対策は?」

■闇バイト対策は?

闇バイトへの対策は?

鳥取県警生活安全企画課 波田貴幸 警部補

「目先の高収入にだまされない、先ほど言った特徴に当てはまるものは怪しむこと。日ごろから家族で話し合って、闇バイトに引っかからないようお互いに注意しあう。闇バイトは全て犯罪であることを忘れない。これらのことが重要となってきます」

万が一応募してしまったら…

中山アナ

「仮に、万が一応募してしまったけどやめたい、でも脅されてやめられないといった場合はどうしたらいいでしょうか?」

波田貴幸 警部補

「警察では、そうした人たちやその家族を保護するなど対策を考えています。決して先に進まず迷わず警察に相談してください」

中山アナ

「相談先は警察専用ダイヤル#9110または、最寄りの警察署です」

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