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「夏も干ばつで大変だったのに…」 この冬一番の厳しい寒波 農作物に大打撃 生産者から落胆の声 鳥取県

日本海テレビ / 2025年2月12日 18時2分

日本海テレビ

先週から今週初めにかけてこの冬一番の厳しい寒波が襲った山陰地方。交通障害や農作物の被害も発生しました。

こうした中、2月12日、鳥取県の平井知事は、この寒波による鳥取県西部での被害状況について視察をしました。平井知事がまず視察したのは、日野町門谷の標高600メートルにある明地峠付近の国道180号です。

2月8日、大型トレーラーが大雪の中、下り坂の急カーブをスリップし、ほかのトラックなど2台と絡む事故が発生。けが人はありませんでしたが、この事故でほかの車両も滞留し7時間通行止めとなりました。

平井知事は、日野県土整備局の担当者から当時の状況について説明を受けながら、現場周辺をチェックしていました。

あらためて大雪の際のう回道路の確保や、峠超えする大型車両の通行規制の確認。隣県と連携し対策を行っていくことなどを今後、検討するということです。

鳥取県 平井伸治 知事

「今後 安心して通行できるよう に、う回路の設定の仕方や案内の仕方など再点検をしていきます」

続いて平井知事は、大山町の農作物被害のあった畑2箇所も視察しました。大山町内では秋冬の白ネギは、まだ17000平方メートルで収穫されておらず、今回の寒波による風や雪の重みで全体的にネギの葉が折れる被害が出たということです。

白ネギ生産者 松井航さん

「夏の被害も干ばつで大変だった。秋冬ネギで取り戻そうと思っていたところでの被害でし たので、支援はお願い出来たらと思っています」

一方、大山町内ブロッコリー畑では、秋冬のブロッコリー全体の半数にあたる65万平方メートルの畑でまだ収穫されていないということです。寒波や低温の影響でブロッコリーは、表面に傷が付くなどの被害が出ているということです

平井知事は、生産者の声に直接耳を傾けながら今後の対応について話し合っていました。

ブロッコリー生産者 林原正之さん

「やっぱり(ブロッコリーに)傷が付いたり、色とかが悪くなってくれば品質の低下で評価が下がってしまうこともあります」

鳥取県 平井伸治 知事

「きょうは、ネギ、ブロッコリーを見て回りましたが、実は地域によっては(ほかの農産物でも)かなり雪をかぶった状態で(県内の)被害の全容はまだ見えていません。総括的にわれわれの方でも把握させていただいて、しっかりとした、もれなく応援出来る体制を組んでいきたい」

大きな被害をもたらした寒波。鳥取県は、今後も県内全体の農作物被害の把握を急ぐとともにJAや関連自治体と協力しながら準備していた災害復興調整費5000万円を活用し、早急に被害支援や対策にあたっていくとしています。

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