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「車いす」の女性ひかれ死亡 運転手を逮捕 検証…大型トラックの“危険な死角”とは?

日テレNEWS NNN / 2024年6月19日 20時48分

日テレNEWS NNN

18日夜、東京都内の交差点で、「車いす」に乗った女性が大型トラックにひかれ、死亡する事故がありました。事故当時、運転手の男は、横断歩道を渡る「車いす」の存在に気づいていなかったとみられています。

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18日夜、事故発生から約1時間後、東京・墨田区の現場には…

記者

「大型トラックが止まっています」

そのトラックのすぐ近くで、運転手の男が、警察官に話を聞かれていました。

島田光将容疑者(52)

「車いすの歩行者をひいてしまいました」

日テレNEWS NNN

過失運転致死の疑いで、島田光将容疑者(52)が逮捕されました。

   ◇

18日夜、東京・墨田区の交差点で起きた死亡事故。「車いす」に乗った50代の女性が、大型トラックにひかれ、亡くなりました。

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事故があったのは、曳舟駅近くの交差点です。警視庁などによると、島田容疑者の運転するトラックが、交差点を左折した際、一人で横断歩道を渡っていた車いすの女性と接触。巻き込むような形で、ひいたとみられています。

島田容疑者の通報

「人を引き込んだ」

発生直後、自ら110番通報した島田容疑者。調べに対し、容疑を認めていて、事故当時、横断歩道を渡る「車いす」の存在に気づいていなかったとみられています。

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なぜ、気づかなかったのか。

島田容疑者が運転していたのは、13トンの大型トラックです。車高は一般的に3.8メートルほどで、運転席もかなり高い位置にあります。

この“大きさ”と“高さ”によってもたらされるのが、“危険な死角”です。

大型トラックの運転席からの「視界」を検証した映像で確認すると、運転席は高さがあるため、遠くを見渡せることがわかります。

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一方、映像では、運転席からの視界の下に、赤い三角コーンが置いてあるのが確認できます。

左右にもちらほら確認できますが、外から見てみると、トラックの周りには、運転席からは確認できなかった、赤と青のたくさんの三角コーンが設置されていました。

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青い三角コーンは、運転席から特に見ることが困難な“死角”を示しています。

確認するには、運転席の窓から少し身を乗り出して、外を見る必要がありました。

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一般の歩行者と比べて、背丈が低く見える「車いす」。“暗闇”も相まって、気づくことができなかったのでしょうか。

警視庁は、事故の原因を調べています。

この記事の動画はこちらから再生できます

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