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「あそこはアウト取りたかった」巨人・高梨雄平 1塁ベースカバーで気迫のスライディング

日テレNEWS NNN / 2024年6月24日 6時16分

ランナーとの交錯を避けてスライディングした高梨雄平投手(画像:日テレジータス)

◇プロ野球セ・リーグ 巨人4-3ヤクルト(23日、東京ドーム)

4-3で迎えた7回、巨人のマウンドにあがったのは高梨雄平投手。前日の試合では2失点でした。

ヤクルトの先頭打者は当たっている西川遥輝選手。シュートでつまらせると、ファーストゴロに打ち取りますが、ベースカバーに向かおうとした高梨投手は少しつまずいた形に。それでも懸命に走り、ボールを受け取りながらベースにスライディング。俊足の西川選手との勝負に勝ち、1アウトを取りました。

「あそこはアウト取りたかったんで」と試合後に話した高梨投手。

「あれはちょっと転びかけて、そのままダッシュすると(西川選手と)交錯するなと思って、スライディングしかないなと思いました。かわしながら。うまいことああいう感じになりました」

ベンチで船迫大雅投手には「練習で見たことないダッシュです」とからかわれたそう。

「(ヤクルトに)2敗してのきょうでしたけど、3連敗するのと(勝つのと)は雲泥の差なんで。借金もいったんきょうでなくなってまた来週以降につながるというか、いい1勝になったんでとりあえずよかったです」

阿部慎之助監督が前日の試合で打たれた高梨投手とケラー投手をすぐに“リベンジ登板”させたことについて「僕はそういうの好きなので」と語ったことについて聞かされると、「意気に感じます」と一言。

「期待を裏切りたくないなと思うけど、その思いが前に出過ぎてもよくないとは分かってるんで、いいマインドで入るというのが大事かなと思ってます。場を与えてもらえるのは選手冥利に尽きます」と続けました。

巨人は次のカードで3位のDeNAと直接対決。アクシデントを乗り越え、さらに結束が高まったピッチャー陣の獅子奮迅の活躍が期待されます。

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