全日本関東選考会は東海大がトップ通過 立教大が初の伊勢路の切符を掴む 明治大は16秒届かず次点で泣く
日テレNEWS NNN / 2024年6月24日 17時30分
11月に伊勢路で開催される全日本大学駅伝。関東学連推薦校選考会が、6月23日に神奈川・相模原ギオンスタジアムで行われ、東海大がトップ通過を決めました。5位には立教大が入り、初の伊勢路への切符を獲得。7位は神奈川大で8位の明治大は約16秒届かず、涙をのみました。
この選考会には20校が参加し、各校8人の選手が4組に分かれて10000メートルを走ります。その合計タイムを競い、上位7校に本大会の出場権が与えられます。
見事トップ通過を果たしたのは東海大。昨年度は、全日本大学駅伝で9位、箱根駅伝で11位となり、いずれもシード権まであと一歩届かず、次点に終わっていました。
今回の選考会はエントリータイムが20校中トップ。その力通り、終始危なげないレース運びを見せました。
2組目で竹割真選手(3年)が2着、ルーキーの檜垣蒼選手が5着と好走し総合トップに立つと、最終組でも兵藤ジュダ選手、花岡寿哉選手(ともに3年)が堅実な走りを見せ、合計3時間55分28秒21で総合1位となり、11大会連続37回目の本大会出場を決めました。
総合2位には東洋大が入りました。1組目でルーキーの松井海斗選手がトップでフィニッシュし好スタートを切ると、2組目の網本佳悟選手(3年)、3組目の石田洸介選手(4年)も続き、3組連続で組トップを奪いました。
最終組では、トップ通過を目指し、小林亮太選手(4年)が積極的な走りを見せれば、主将の梅崎蓮選手(4年)も冷静にレースを進め、共に28分台でフィニッシュしました。
東海大には約9秒届かずトップ通過はなりませんでしたが、インパクトのあるレースを見せて、17大会連続32回目の伊勢路行きの切符をつかみました。
総合3位は、最終組で山口智規選(3年)が日本選手トップ(4着)の活躍を見せた早稲田大学が入りました。
その他、総合4位の日本体育大学、5位の立教大学、6位の帝京大学、7位の神奈川大学までが11月3日に開催される本大会の出場権を手にしました。
関東地区からは、昨年度の本大会の上位8校(駒澤大学、青山学院大学、國學院大學、中央大学、城西大学、創価大学、大東文化大学、東京国際大学)がシード権を有しており、合計15校が秋の伊勢路で健脚を競います。
■新体制の立教大が初の伊勢路の切符を掴む
今回、最大のサプライズを起こしたのは立教大学です。
昨年度の箱根駅伝予選会を前に前監督が解任となり、学生主体のチーム運営が続いていましたが、駒澤大学のコーチだった高林祐介氏が今年4月に新監督に就任。新体制がスタートし、約2カ月でこの選考会を迎えました。
「(選考会は)タフな条件になるので、しっかり走りきれるように、この2カ月間はスタミナ、地力を付けるように、やれることを準備してきました」
高林監督は、指導者としてはもちろん、選手時代にも、この選考会に出場したことはありません。過去の大会を見返した上で戦略を練り、選手の配置や設定タイムを決めたといいます。
2組目には、鈴木愛音選手と山下翔吾選手の1年生コンビを起用。それぞれ15着、19着と踏ん張り、通過圏内をキープすると、3組目では、駅伝でも主軸を担う林虎大朗選手(4年)と國安広人選手(3年)が2着、3着と快走し、一時は3番手まで浮上しました。最終組では順位を落としたものの、最後まで粘り切って総合5位に入り、初の本大会出場を決めました。
「(エントリーメンバーの)13人はしっかりまとまって練習ができていたので、誰を使っても同じぐらいでは走れる準備ができていました。自信を持って臨むことができました」と高林監督。その言葉通り、手堅いレース運びを見せました。
昨年はこの選考会で次点の8位で涙をのみましたが、大学創立150周年の記念の年に快挙を成し遂げました。
「チームとしてどれだけ一つになれるか、夏合宿が鍵になってくる。課題はやっぱりまだありますので」
駅伝シーズン向けて、一夏を越えてどのようなチームに仕上がってくるのか、高林監督の手腕にも注目です。
▽大会結果(※記録は総合タイム)
1位 東海大 3時間55分28秒21
2位 東洋大 3時間55分37秒45
3位 早稲田大 3時間55分50秒18
4位 日本体育大 3時間55分55秒62
5位 立教大 3時間56分19秒26
6位 帝京大 3時間56分45秒83
7位 神奈川大 3時間57分33秒67
8位 明治大 3時間57分49秒31
9位 日本大 3時間58分33秒67
10位 山梨学院大 3時間59分04秒04
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