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「思い切って、腕振って、投げ込んでこい!」広島・新井監督 8回マウンドで島内颯太郎を“激励” 

日テレNEWS NNN / 2024年6月29日 17時59分

8回島内颯太郎投手にマウンドで声をかける広島・新井貴浩監督(画像:日テレジータス)

◇プロ野球セ・リーグ 広島2-1巨人(29日、東京ドーム)

9回に菊池涼介選手の決勝ホームランで、投手戦を制した首位広島。前日の悔しいサヨナラ負けの借りを返す勝利で、貯金を再び『9』としました。

試合後、新井貴浩監督は「本当に私もしびれましたし、選手もしびれた中でよく頑張ってくれました」と、激闘を制した選手たちをたたえました。

この試合は、勝負所で新井監督は動きます。1-0のリードで迎えた7回、35イニング無失点継続中の先発・大瀬良大地投手が2本のヒットで1アウト2、3塁のピンチ。するとここで投手交代、2番手で塹江敦哉投手を起用します。

すると 塹江投手は、わずか1球で巨人・大城卓三選手をファーストゴロ。さらにこのアウト直後には、3番手で森浦大輔投手を起用。 森浦投手は巨人・岸田行倫選手を3球三振で3アウト。“積極継投”でピンチを脱しました。

自身のピンチを無失点にしのいだリリーフ陣にガッツポーズの大瀬良大地投手(画像:日テレジータス)

新井貴浩監督は「(109球の大瀬良投手の)球数もあったのですが、ブルペン陣にいいピッチャーがたくさんいますので、あそこは『何としても逃げ切るぞ!』という意思表示でした」とコメント。自信を持って送り出したリリーフの2人が、最高の仕事をこなしました。

ベンチでは、7回途中無失点となった大瀬良投手に笑顔で声かけ。「大地はきょうも本当に粘り強く、素晴らしいピッチングだった。ジャイアンツ打線も振れている選手が多い中、細心の注意を払いながら丁寧に投げてくれたと思います」と、今季防御率0.80となったエースをたたえています。

ベンチで大瀬良大地投手に声をかける新井貴浩監督(画像:日テレジータス)

そして8回には、4番手の島内颯太郎投手がコントロールに苦しみピンチ。2つの四球とヒットで、1アウト満塁になると、好調の3番ヘルナンデスとの勝負。すると新井監督は、今度は交代を告げず、マウンドに上がり島内投手を激励。

「相手は今、ジャイアンツで一番振れている怖いバッター。そんなの関係ないから思い切って、腕振って、投げ込んでこい!と伝えました」

島内投手はストレートでの真っ向勝負。157キロのストレートで、ファーストへの内野安打で1-1の同点とされたものの、新井監督は「本当に島内も気持ちの乗ったいいボールだった。(ファーストの)堂林も惜しかったですね。その後、岡本(和真)選手を抑えて、追い越されなかったのが大きかった。よく踏ん張りました」と逆転を許さなかった島内投手にねぎらいの言葉をかけています。

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