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【ヤクルト】復活・奥川恭伸 823日ぶりの神宮で5回1失点 5点リードで今季2勝目の権利

日テレNEWS NNN / 2024年6月29日 16時15分

ヤクルト・奥川恭伸投手

◇プロ野球セ・リーグ ヤクルト-阪神(29日、神宮球場)

ヤクルトの奥川恭伸投手が、823日ぶりに神宮球場のマウンドに上がり、5回1失点と好投を見せました。

今季、度重なるケガから復帰を果たした奥川投手は、前回14日のオリックス戦で980日ぶりとなる勝利を挙げました。復帰2戦目は本拠地開幕戦となった22年3月29日の巨人戦以来となる神宮球場での登板となりました。

試合前には「自分らしく自分のできることをやって頑張りたい」と意気込んだ奥川投手は初回、阪神先頭の島田海吏選手をストレートでショートゴロに打ちとると、その後もレフトフライ、ショートゴロと三者凡退に打ち取る完璧な立ち上がりを見せます。

続く2回には2つの四球などで1アウト1、2塁のピンチを招きますが、坂本誠志郎選手をセンターフライ、小幡竜平選手をライトフライに打ちとり得点を許しません。さらに、3回には1アウトから、1番・島田選手にこの試合初めてのヒットを許しますが、後続を打ちとり、この回もスコアボードに0を並べました。

味方打線に5点のリードをもらった奥川投手は勝利投手の権利がかかる5回のマウンドへ。簡単に2アウトを奪いますが2者連続四死球でピンチを招くと、2番・中野拓夢選手にタイムリーを浴び、1点を失います。それでも、続く森下翔太選手をセカンドゴロに抑えるとガッツポーズを見せ、5回でマウンドをあとにしました。

勝利投手の権利を手にした奥川投手ですが、神宮球場での前回勝利は21年11月10日のクライマックスシリーズ。巨人を相手に先発した当時20歳の奥川投手は、9回をわずか98球、被安打6、無四球に抑え込み自身初となる完封勝利を飾りました。

奥川投手の本拠地での勝利へ、SNSでは「大丈夫、頑張れる」、「四死球多いけど耐えろ」、「みんな応援してるよ!勝て!」とファンがエールを送っています。

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