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ヤクルト・奥川恭伸 初の満員本拠地に「たくさん力をもらった」 ケガを乗り越え神宮球場では21年10月以来の白星

日テレNEWS NNN / 2024年6月30日 9時18分

神宮球場で995日ぶりに勝利したヤクルト・奥川恭伸投手

◇プロ野球セ・リーグ ヤクルト6-1阪神(29日、神宮球場)

ヤクルトは先発・奥川恭伸投手がケガを乗り越え、823日ぶりの本拠地・神宮球場のマウンドにあがり、5回2安打4四死球1失点で今季2勝目を飾りました。

奥川投手の待望の白星は、公式戦では21年10月8日の阪神戦以来955日ぶり、クライマックスシリーズを含めると同年11月10日の巨人戦以来962日ぶりとなります。

試合後、自身の登場曲であるOfficial髭男dismの『宿命』が流れる中でお立ち台へと向かった奥川投手。ヒーローインタビューでは、「どんな内容でもチームの勝ちに貢献できるように、相手よりも1点でも少なくということを思ってマウンドにあがりました」と久々となる本拠地での登板への思いを語りました。

試合は打線が奥川投手の力投に応え、5回までに6得点。大量の援護点をもらった奥川投手は初回を三者凡退に抑えると、2回、3回はランナーを背負いながら踏ん張り、無失点投球を続けました。奥川投手はこの場面を振り返り、「良い内容ではなかったですけども、序盤に大量援護をもらったので、ピンチでしたけど、思い切っていけたのかなと思います」と話しました。

5点リードの5回には2アウトから2者連続で四死球を与えピンチを招くと、2番・中野拓夢選手にタイムリーを浴び1失点。それでも後続の3番・森下翔太選手をセカンドゴロに抑えると、ガッツポーズで喜びを表しマウンドを後にしました。

奥川投手にとって、人数制限が解けた満員の神宮球場で登板するのは初。「満員の神宮球場、僕は初めての経験だったので、今日もたくさん力をもらいました。ありがとうございます。まだまだ優勝のチャンスはありますし、選手は誰もあきらめていないので、これから一つずつ勝って、また優勝できるように一丸となって頑張りたいと思います」と力強く意気込みました。

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