【広島】9回まで0-0の激闘 延長10回で試合が大きく動き阪神に敗北 森下暢仁は“3者連続3球奪三振”の快挙も打線が応えず

三者連続三球三振を達成した広島の森下暢仁投手(写真：時事)

◇プロ野球 セ・リーグ 阪神3-0広島(2日、マツダスタジアム)

広島はし烈な投手戦に敗れ、延長の末阪神に敗北しました。

2回裏、阪神先発の才木浩人投手のエラーでノーアウト3塁の先制のチャンスを迎えますが、無得点に終わります。

投げては、森下暢仁投手はたびたびランナーを出しながらも、無失点投球を披露。5回には史上20人目となる「3者連続3球奪三振」を記録するなど、阪神打線を抑えます。

さらに、矢野雅哉選手が3回と7回に2度の守備での好プレーを見せるなど、堅い守備で阪神に得点を許しません。

しかし8回表、森下投手は小幡竜平選手にレフト前ヒットを浴びるなどで、1アウト1、3塁とします。しかし、中野拓夢選手を空振り三振に抑えると、最後は森下翔太選手をライトフライに仕留めました。

なんとしても得点したい直後の8回裏、會澤翼選手のピッチャーへの内野安打、野間峻祥選手の死球などで2アウト1、3塁の先制のチャンスを迎えます。ですが、最後は上本崇司選手がライトフライに倒れ、得点にはつながりませんでした。

9回まで0-0と決着がつかず試合は延長戦へ。10回表の1アウト1塁の場面で、島田海吏選手が打球をライトへはじきます。野間峻祥選手がすぐさま3塁へ送球するもボールは頭上を越えプレイングフィールドの外へ。その間に 小幡竜平選手がホームへ生還しようやく先制点を奪いました。さらに近本光司選手、中野拓夢選手にタイムリーで追加点を奪われました。

そのウラ、広島打線が奮起。ゲラ投手に対し、堂林翔太選手が四球、秋山翔吾選手がライトへヒット、野間選手がセンター前ヒットで1アウト満塁と逆転のチャンスを迎えます。しかし、最後は代打の松山竜平選手のセカンドゴロが併殺打となり、敗北しました。