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「娘から『首、拾った』と」…父親が明かす すすきの殺人・母親裁判に証人として出廷し

日テレNEWS NNN / 2024年7月2日 6時10分

日テレNEWS NNN

札幌・すすきののホテルで男性が殺害され、頭部が持ち去られた事件で、被告の親子3人のうち、母親の2回目の裁判に、父親が証人として出廷しました。父親は、娘から「首、拾った」と告げられたことなどを明かしました。

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父・修被告(60)

「警察に突き出したら、(瑠奈被告が)苦しんでるのに、もっと壊れてしまう。追いつめたくない」

“いびつ”な家族関係が、またも明かされました。

1日、法廷で娘を案じる胸の内を明かした父親は…痩せこけた様子でした。

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去年7月、札幌・すすきののホテルで、頭部のない男性(62)の遺体が発見された事件。

男性の頭部は、田村瑠奈被告(30)とその両親の住む家から見つかり、親子3人は逮捕・起訴されました。

死体遺棄ほう助の罪などに問われている、母・浩子被告(61)。

これまで弁護側は無罪を主張してきましたが、1日、2回目の公判が開かれ、父・修被告が証人として法廷へ──。

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犯行後の娘・瑠奈被告について質問されると…

父・修被告(60)

「(犯行後)すすきのから家についた時、瑠奈が『首、拾った』と言った」

「報道に出たあたりで、事件を娘が起こしたとつながった」

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弁護側

「瑠奈被告が頭部を損壊しようとしているのは、いつ知った?」

父・修被告(60)

「(瑠奈被告が)カメラを持って、浴室に入った時」

「“やめなさい”と言っても、やるだろうなと」

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父・修被告(60)

「すぐに逮捕されると思った。本人をとがめて、精神障害を悪化させたくない。私の手で警察に突き出すのは、娘を裏切る。穏便に時間が過ぎれば…という思いだった」

娘を裏切らないため、通報をしなかったという父・修被告……。

支配されていたわけではなく、瑠奈被告が“これ以上壊れないため”の行動だったといいます。

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さらに──。

父・修被告(60)

「(瑠奈被告とは)父としてではなく、“『シンシア』とドライバー”という関係」

自身を“ドライバー”だとする一方、娘である瑠奈被告を「シンシア」と呼んでいたというのです。

父・修被告(60)

「10年ほど前から、『瑠奈』と呼ぶと、『その子は死んだ』、『その名前で呼ばないで』、『瑠奈という魂ではなくて、シンシア』というようになった。それから、『瑠奈』と呼ぶと、取り乱すようになってしまった。通常の親としての振るまいが難しくなった」

次回の母・浩子被告の裁判は、来月30日の予定です。

(7月1日放送『news zero』より)

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