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【MotoGP】小椋藍が頭脳的な走りで完勝「アッセンに日の丸掲げて君が代が響くなんて涙出る」ファンも歓喜

日テレNEWS NNN / 2024年7月2日 12時15分

得意のオランダGPで優勝し満足げに笑顔を見せる小椋藍選手(写真:motogp)

◇MotoGP2024 第8戦 オランダグランプリ(30日決勝/オランダ・アッセン)。

Moto2クラスの小椋藍選手(日本/ボスコスクーロ)が頭脳的な走りで優勝。今季2勝目を挙げポイントランキングで2位に浮上。チームメイトでポイントリーダーのセルヒオ・ガルシア選手(スペイン/ボスコスクーロ)と14ポイント差としています。

第6戦カタルーニャGPでは10番グリッドからの大逆転優勝で、レース後「まさか優勝までできるとは」と小椋選手本人も驚いていました。しかし今回は「最後、アルデゲル(選手)に抜かれるとは思わなかった」と流れを読んでの完勝でした。

今季初のフロントロー、2番グリッドからスタートするとホールショット(スタート直後の第1コーナーに先頭で突っ込むこと)を奪い、ライバルたちに闘志あふれる姿を見せつけます。

その後、すぐにポールポジションスタートのフェルミン・アルデゲル選手(スペイン/ボスコスクーロ)にトップを譲り、レース前半、一時はガルシア選手にも先行され3番手での走行が続きます。それでも、残り10周を迎える頃からガルシア選手のタイヤがグリップを失い始めたのを見逃さず、すかさず前に出ます。

さらに1秒台の差で先頭を走り続けていたアルデゲル選手がコース外走行によるロングラップ・ペナルティ(早く走るためにコース外を5回以上使用すると罰則があたえられる)で3番手に後退。

22周のレースの19周目で先頭に立った小椋選手。それまでに、後方からライバル2人の走りを観察していたこともあり、自らのタイヤの方が良い状態で機能していることを確信し、攻めの走りでスパートします。

頭脳的な走りで優勝した小椋藍選手(写真:motogp)

ラストラップ、ガルシア選手はコーナリングで何度も転倒しかける状態。一方、小椋選手の後ろにぴったりとつけプレッシャーをかけていたアルデゲル選手に「抜かれるとは思わなかった」とチェッカーフラッグ直前まで振り返りもせず、圧巻の走りで今季2勝目。何度もガッツポーズを繰り返しました。

小椋選手はこれでオランダGP3年連続表彰台。しかし過去2年は2位だった悔しさも晴らす優勝でした。普段はポーカーフェイスの小椋選手。このときばかりは、何度も力強いガッツポーズとともに雄たけびをあげるシーンが見られました

100年以上の歴史、グランプリで最も長い伝統を誇るオランダGP(別名:ダッチTT)の表彰台のてっぺんに胸を張って立ち、伝統の地アッセンに「日の丸」を掲げ、「君が代」を響かせました。

次はサマーブレイク前最後のレース7月7日に決勝のドイツGP。旧東ドイツのザクセンリンク・サーキットで開催されます。小椋選手にとっては初となる連勝にも期待がかかります。

SNSでは「おめでとう」「よくやった」という祝福の声に加えて「アッセンに日の丸掲げて君が代が響くなんて涙出る」「Moto2のチャンピオンになって来年はMotoGPクラスに昇格だ」と喜びと小椋選手にさらに期待する声があふれています。

▽第9戦ドイツGP 土曜&日曜の予定

 7月6日(土)17:45ー 全クラス予選~MotoGPクラス/スプリントレース

 7月7日(日)17:45ー 全クラス決勝レース

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