熊本豪雨から4年、被災地は鎮魂の祈り 現状は…現地中継

日テレNEWS NNN

死者・行方不明者69人を出した熊本豪雨から4日で4年です。被災地は朝から鎮魂の祈りに包まれました。中継です。

奥を流れるのが球磨川、手前が支流の山田川です。この2つの川が氾濫し、4年前の4日、大規模な浸水被害をもたらしました。

私は熊本県の南部、人吉市の中心市街地・紺屋町を歩いています。豪雨災害から4年が経って建物の解体が進み、被害の面影はほとんどありません。

水害直後のこの辺りの写真では、大きな木が流れ着き、道路一帯が泥で覆われているのが分かります。被害の大きさを物語っています。

2020年7月4日に発生した熊本豪雨では、記録的な大雨で球磨川や支流が氾濫し、災害関連死を含む67人が亡くなり、今も2人の行方が分かっていません。

21人が犠牲となった人吉市では、午前10時のサイレンにあわせて多くの人が黙祷を捧げました。

ことし4月に就任した熊本県の木村知事も人吉市や球磨村を訪れ、犠牲者に花を手向けました。

県内にはこの1年で災害公営住宅が相次いで完成し、仮住まいを続けている人は217世帯412人と、ピーク時の1割弱となっています。

豪雨災害から4年がたちました。住民みなが本当の意味で落ち着いた生活を取り戻すのは時間がかかる印象です。

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