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【中継】都知事選、小池氏の当選確実 3期目の小池都政の展望は?

日テレNEWS NNN / 2024年7月7日 21時30分

日テレNEWS NNN

7日に投票が行われた東京都知事選挙は、現職の小池百合子氏の3回目の当選が確実となりました。小池陣営の反応や、3期目の小池都政の展望などを都庁担当の内藤記者に聞きます。中継です。

    ◇

西新宿にある都庁第一庁舎の前です。その壁面には、いま、音楽とともに色鮮やかな映像が映し出されています。夜の新たな観光資源をつくるため、小池都政のもと今年2月に始めたプロジェクションマッピングです。

東京都が都内各地で行うこのプロジェクションマッピング事業をめぐっては、2年間で総額およそ48億円の予算が投じられていることに賛否の声があがり、都知事選の争点のひとつにもなりました。

そして、今回、再選確実となった小池百合子氏は、選挙戦期間中「現職として公務を優先する」とたびたび強調し、自ら発案したという「AIゆりこ」も使って2期8年の実績をアピールしてきました。

小池氏に近い陣営のひとりは「小池さんに対してネガティブなイメージを持っている人が多いので、SNSのショート動画で人柄を伝えるよう工夫した」と話していて、高い知名度をいかしたSNS戦略も、支持を得た要因のひとつとみられます。

そして、街頭演説は、思い入れがあるという島しょ部のひとつ、八丈島からスタートし、選挙戦最終日の6日、大雨の中、豊島区池袋で終えました。

一方で、ほかの候補者と比べ街頭演説の回数は少なく、小池氏が出席する公開討論の場もわずか2回となったため、相手候補からは小池氏が討論を避けているとして政策論争にならないとの批判もあがりました。

こうした中、小池陣営が「現職にあぐらをかかずに最後まで全力でいく、ギアを上げていく」と話した通り、選挙戦の後半には平日も公務のあとに街頭演説を行い、活動量を増やしていました。

一方、出口調査では5割以上の人がいまの小池都政を支持すると評価していますが、前回4年前に獲得した366万票よりも今回は票を減らす情勢です。

今回、新人として出馬し、躍進する見通しの石丸伸二氏に票を奪われたとみられますが、小池氏に近い関係者は「セルフブランディングはうまいが、キャッチーでわかりやすいだけで具体的な政策があったとは思わない」と評価しています。

一方、石丸氏に次ぐ情勢の蓮舫氏については、「蓮舫さんの戦略ミスだった」として、政治とカネの事件と小池氏を関連づける構図をつくろうとした戦略は失敗で、有権者は国政の問題と都政が関係ないことを理解していて、都民の判断材料にはならなかったとみています。

――小池氏の3期目の都政の課題はどんなことでしょうか。

小池氏が掲げた公約「東京大改革3.0」では、少子化対策、首都直下地震など災害への防災対策のほか、中小企業への支援など打ち出してきましたが、この打ち出した公約をどう具体化していくのか、小池氏の手腕が試されます。

例えば、公約のひとつ、無痛分娩費用の助成について、一部の専門家からは対応できる病院や医師の不足があり、医療体制も整備しないと効果的でないとも指摘されます。

また、今回、選挙戦で蓮舫氏などからガラス張りでないと批判された都の情報公開のあり方についても、今後、一層の透明化が求められそうです。

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