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小池氏3選も都議補選“惨敗” 自民に危機感「不信感は底なし沼」

日テレNEWS NNN / 2024年7月8日 12時11分

日テレNEWS NNN

東京都知事選挙は8日未明に開票がすべて終わり、現職の小池百合子氏が、およそ292万票を獲得、2位以下に大差をつけて3回目の当選を果たしました。

東京都知事選挙は小池氏の当選という結果に終わりましたが、自民党などの国政政党はどのように受けとめているのでしょうか。

自民党は知事選と同時に行われた東京都議会議員の補欠選挙で、8つの選挙区に候補者を立てましたが、6つの選挙区で負けました。この惨敗に党内には厳しい受けとめが広がっています。

支援した小池氏が勝利しても自民党内は、若手議員の1人が「自民党ではなく小池知事個人の勝利だ」と話すなど、手放しで喜ぶような雰囲気ではありません。

一方で都議補選の結果について、実際に応援に入った議員は「自民への不信感は底なし沼だ」と政治とカネの問題への逆風は収まっていないとの危機感をあらわにしました。取材をすると「9月の総裁選を党を立て直す機会にしないといけない」との声が次々に聞かれました。

――総裁選にはどういった影響があるのでしょうか?

多くの自民党議員は「既成政党に厳しい目が向けられている」と分析しています。

ある若手議員は「これまでの自民党と違う政党になるというメッセージを出せないといけない」と話しているほか、あるベテラン議員は「ふるい自民党をぶっ壊す新総裁を選ぶ必要がある」と指摘しています。

既成政党への「NO」という有権者のメッセージをどう受けとめるのか。総裁選で「変化」を打ち出せるかがポイントになりそうです。

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