靖国神社に｢落書き｣…中国籍1人逮捕・2人指名手配 “実行役”の男｢反省は無理｣

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靖国神社の石柱に“落書き”をされた事件で、中国籍の男3人が逮捕や指名手配となりました。実行役の男は中国で取材に応じた際、「違法だとは認めない」、「反省は無理」と話していました。

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ポケットに手を入れ、動画に映る男が向かったのは、東京・千代田区にある靖国神社です。

すると…男は石垣をのぼって石柱に近づき、赤色のスプレーで落書きを始めました。

そこに書かれていたのは、英語で「トイレ」の文字。その後、男は歩いて神社を後にしました。

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約1分にわたり、“ばちあたり”な行為が撮影されたこの動画は、中国のSNSで投稿・拡散され、警視庁公安部が器物損壊事件として捜査していました。

石柱の落書きが見つかってから1か月あまりたった9日、この事件をめぐり、新たな動きがありました。

落書きをしたなどの疑いで、動画に映る中国籍の董光明容疑者（36）と、撮影役の許来玉容疑者（25）が指名手配されました。

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実行役の董容疑者は、事件直後にすでに出国していて、先月3日、中国・上海で、私たちの取材に対し、動画に映っているのは自分で、落書きなどをしたことを認めていました。

実行役　董光明容疑者（36）

「私がやりました。2～3日考えたアイデアだった。靖国神社はトイレだから『toilet』と落書きした。中国語の意味では『便所』。だから、落書きする前に、便所でやるべきことをやった」

理由については──

実行役　董光明容疑者（36）

「日本政府が東京電力に、核汚染水の排出を許可したことを知り、もう怒りが収まりません」

福島第一原発の処理水放出への抗議のためだったと主張。

実行役　董光明容疑者（36）

「世界の人々が利用する海を汚すなら、私は、日本人が最も崇拝している精神信仰のところでやる」

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さらに…

実行役　董光明容疑者（36）

「私はまだ満足に思っていない。もしまた日本に行くチャンスがあれば、次回もやる。もっと完璧に、私の気持ちを表す」

私たちが出頭するよう求めても、董容疑者は「違法なことはしていない」などと出頭を拒否しました。

実行役　董光明容疑者（36）

「これは違法だとは認めない。反省は無理だ。ばかやろう」

9日、指名手配されたことについて、あらためて取材しても…

実行役　董容疑者

「知らない。本当に笑ってしまいます」

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さらに、日本国内でも動きがありました。

実行役と撮影役の2人と共謀したとして、“器物損壊・礼拝所不敬の疑い”で、中国籍の姜卓君容疑者（29）が逮捕されました。

“当日、現場には行っていない”という、姜容疑者。ただ、董容疑者らと一緒に行動をしていて、スプレーを買うなど手助けをしていたとみられています。

警視庁公安部は、中国に帰国している2人の逮捕状をとり、捜査しています。

（7月9日放送『news zero』より）

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