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【詳報】11日夜の“急速”な円高進行…神田財務官がけさコメント

日テレNEWS NNN / 2024年7月12日 10時38分

日テレNEWS NNN

外国為替市場では11日夜、円相場が一時、40分で4円以上と急速に円高に進んだ。これを受け、市場では政府・日銀が円買いドル売りの為替介入に踏み切ったのではとの見方も出ていたが、財務省の神田財務官が12日朝、記者団の取材に応じた。

神田財務官は「私からは何もコメントしない」と強調し、介入の有無を明らかにしなかったものの、これまでの円安進行について「かなりの大きな変動だ」との認識を示し、「投機による過度の変動で国民生活に悪影響があったなら、それはゆゆしいことだ」などと指摘しました。

神田財務官の主なコメントは以下の通り。

◇11日夜、円高に大きく振れた。こうした動きについては

――円高と言うより、これまでの(円安進行の)動きは、かなりの大きな変動だったと思っていますし、それはファンダメンタルズに沿った動きかどうかというと、私は奇妙だなと思っていたところがありますし、そういった投機による過度の変動が輸入物価を大きく押し上げて、国民生活に悪影響があったとしたら、それはゆゆしいことであるというふうに思っています。

◇11日は、そういった断固たる対応(為替介入)か

――一般論としては過度の変動とか、あるいは無秩序な動きに対しては適切な対応を取るという考え方に変わりはございませんけれども、昨日どうしたかについては、私は答えることはいたしません。

◇神田財務官の作戦通りに進んでいるのか

――作戦なんていうのもあるわけではなくて、日々、一生懸命、仕事をしているだけであります。

◇「これまでの動きは、かなりの大きな変動だった」というのは、どの期間のことか

――この足元1か月、今も5%も動いていて、これはやはり、かなりの動き。その動きがファンダメンタルズに沿ったものかというと、これはかなり投機ではないかというふうに考えるのが自然。相当の部分をスペキュレーション、投機によるものだというふうに考えても不思議ではございません。その投機よって円安になって、日本というのは8割の輸入が外貨建てですから、輸入物価が上がってしまう。それで普通に生きてる人たち、国民の生活が脅かされるとしたら、問題であるという認識を申し上げているわけです。

◇アメリカのイエレン財務長官の“為替介入は、まれであるべき”との考えを度々示しているが、仮に11日夜の円高進行が政府・日銀による介入によるものだとすれば、前回から2か月程度での介入になる。イエレン長官の考えに合致するスパンか

――イエレン長官がおっしゃっていることは極めてまっとうで、変動為替相場制度において、為替介入が、まれであることが望ましいのは当たり前のこと。ただ、過度の変動とか、あるいは無秩序な動きがあった時は、適切な対応を取らなければならないということであって、別に何かこれがどうかというような話では全くないと思います。

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