【日本ハム】劇的なサヨナラ勝ちで3位タイに浮上 延長10回に楽天の守護神・則本昂大を田宮裕涼が打ち砕き球場大興奮 新庄剛志監督も大喜び

延長10回にサヨナラタイムリーヒットを放ち、喜ぶ日本ハムの選手たちと田宮裕涼選手(写真:時事)

◇プロ野球 パ・リーグ 日本ハム5×－4楽天(16日、エスコンフィールドHOKKAIDO)

日本ハムが劇的なサヨナラ勝ちを収めました。

前日、楽天相手に16対3で大敗した日本ハム。この試合も、2回に阿部寿樹選手にホームランを打たれ先制を許します。さらに6回には浅村栄斗選手のツーランホームランで点差を広げられる苦しい展開となります。

それでも、7回、2アウトながら１、2塁のチャンスを作ると、まずは郡司裕也選手がレフトへタイムリーヒットを打ち、1点を返します。

さらに次の打者･レイエス選手が代わったばかりのターリー選手の2球目を振り抜くとレフトスタンドへ。第8号スリーランホームランを放ちこの回、一挙4点を加えた日本ハムが試合をひっくり返します。

逆転ホームランを放った日本ハムのレイエス選手(写真：時事)

8回、楽天の村林 一輝選手にタイムリーヒットを許し、同点に追いつかれ、試合は延長戦に突入。

延長10回、先頭の奈良間大己選手が打った打球は、この回からマウンドに上がっている楽天の守護神･則本昂大投手のグラブをはじきセカンドへ転々とします。奈良間選手は1塁へ執念のヘッドスライディングを見せセーフ。何度もガッツポーズし笑顔を見せます。

無死1塁となると次の打者･淺間大基選手が送りバントを決め、1アウト2塁になります。2アウト後、バッターは田宮裕涼選手。則本投手の投じた2球目をはじき返すと打球はセンターへ。浅めに守っていた辰己涼介選手の頭を越え、楽天にサヨナラ勝ちした日本ハム。球場は大歓声に包まれ新庄剛志監督も大喜び。勝率も5割に復帰し、3位タイに浮上しました。