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トランプ氏、正式に大統領候補に指名 共和党綱領“トランプカラー”全面に

日テレNEWS NNN / 2024年7月16日 12時57分

日テレNEWS NNN

アメリカ大統領選挙に向けた共和党大会が日本時間16日、開幕し、トランプ前大統領が銃撃事件以来初めて、公の場に姿を現しました。現場からの情報をお伝えします。

トランプ前大統領が会場に登場しました。トランプ前大統領はしっかりとした足取りで姿を見せ、登場すると会場が大きな歓声に包まれ、時折「トランプ」コールが沸き起こりました。

銃撃事件後初めて支持者らの前に姿を見せたトランプ氏ですが、銃撃でケガをした右側の耳には、白いガーゼが巻かれているのが確認できました。

銃撃に屈せず支持者の前に姿を見せることで、「戦うリーダー像」をアピールした形です。

共和党大会・初日の16日、代議員による投票が行われ、トランプ氏が正式に大統領候補に指名されました。

代議員「私たちの候補者(トランプ氏)のための素晴らしい激励会です」「神様のお導きでトランプ氏は(銃撃で)救われたと信じている。神様が私たちを祝福しこの機会をくださったと思う。それが最後まで続き(大統領選に)勝つことを願っている」

また、これに先立ち、会場には副大統領候補に選ばれたばかりのJ・D・バンス上院議員も登場しました。バンス氏は鉄鋼業など製造業が衰退した「ラストベルト」と呼ばれる地域である中西部・オハイオ州選出の39歳です。

激戦州・中西部の白人労働者の支持を固めたい思惑が見て取れます。バンス氏はまた、ウクライナ支援についてはコストがかかりすぎると否定的な主張をしています。

また、共和党は党の綱領を採択しました。

不法移民の史上最大の強制送還を実施することや、EV=電気自動車の普及政策について全面的に見直すこと労働者の大幅減税などが明記されていて、トランプカラーを全面に打ち出した内容になっています。

一方、NBCのインタビューで、トランプ氏の銃撃事件が選挙戦に影響を与えるかと問われたバイデン大統領は「分からない」と答えた上で、トランプ氏の「健康状態がどうか」と「トランプ氏と新しい副大統領候補がどう報じられるかだけだ」と述べました。

その上で、「1400万人が民主党の大統領候補者として私に投票した。私は彼らに耳を傾ける」と述べ、改めて大統領選から撤退する考えはないと強調しました。

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