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「トランプ」コールも 銃撃事件後初めて公の場に 右耳にはガーゼ

日テレNEWS NNN / 2024年7月17日 1時9分

日テレNEWS NNN

銃撃されたトランプ前大統領が右耳に白いガーゼをあてて事件後、初めて公の場に姿を見せました。神妙な表情を見せる中、会場では「トランプ」コールがわき起こりました。

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日本時間16日午前に開幕した次期アメリカ大統領候補を決める共和党大会。「生バンド」も登場し、“ライブ会場”のような盛り上がり。そこへ…

記者

「スクリーン! 会場のスクリーンにトランプ前大統領の姿が映し出されました」

終了間際、“サプライズ登場”したトランプ前大統領。銃撃事件後、公の場に姿を見せるのは初めてです。

過去の集会などでは音楽にあわせ“ノリノリ”な様子も見せていましたが、16日は神妙な面持ちで登場したトランプ氏。アメリカメディアのCNNは「いつもと違う感情を帯びていた。目には涙が浮かんでいるように見えた」と伝えています。

ただ、負傷した右耳を指さすと笑顔を見せる場面もありました。

そして…

「みなさん、45代大統領、そしてまもなく47代大統領になるドナルド・J・トランプです」

“次期大統領”として名前が呼ばれると会場は盛り上がり、感極まったのか、涙を流す支持者までいました。

トランプ氏支持者

「神様のお導きでトランプ氏は(銃撃から)救われたと信じています」

トランプ氏支持者

「トランプ氏がここに来られたことをうれしく思います」

投票で正式に大統領候補となったトランプ氏。何も語らず会場をあとにしました。日本時間19日の党大会最終日に予定されている演説内容が注目されます。

日テレNEWS NNN

今回の選挙戦に大きな影響を及ぼすこととなったトランプ氏暗殺未遂事件。射殺されたトーマス・クルックス容疑者(20)の事件直前の行動も徐々に明らかになってきました。

CNNによると事件の前日、所属していた地元の射撃場を訪れていたというクルックス容疑者。

事件の数時間前には弾薬50発を地元の銃販売店で購入し、その後、1時間ほどかけて車で演説会場に向かい銃撃したとみられています。

クルックス容疑者の遺体のそばから見つかったのは、「AR15型」という半自動小銃。どんな銃なのか。私たちは過去にその威力を取材していました。

アメリカでは合法的に購入することができ、過去の銃乱射事件で何度も使われたことがあるこの銃…

記者

「こちら貫通していますね」

弾が5センチほどのコンクリートを貫通するほどの威力がありました。

警備態勢の不備に対する批判も強まっている今回の銃撃。クルックス容疑者が犯行に及んだとみられる建物の屋上について、実はシークレットサービスも事件の数日前から危険性を認識していたとアメリカメディアのNBCが報じています。

アメリカの治安対策を担う国土安全保障長官はCNNに対し、「警備は失敗だった」と語りました。

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こうした中、共和党大会で注目されたのは他にも…

トランプ氏のすぐ横にいる人物。“相棒”となる副大統領候補、J・D・バンス上院議員(39)です。議員経験はまだ1年半ほどです。

過去、トランプ氏の演説に足を運んだこともあるバンス氏。鉄鋼業など製造業が衰退した「ラストベルト」と呼ばれる地域であるオハイオ州出身。過去には、自身が書いた貧困に苦しむ白人労働者の本がベストセラーになったこともあります。

激戦州・中西部でその支持を固める狙いがあるとみられます。

ウクライナ支援については「コストがかかりすぎる」と否定的な主張をするなど、政治的主張もトランプ氏と似ているバンス氏。バイデン大統領は“トランプ氏のクローンだ”とも表現しています。

そのバイデン氏。事件前の発言で釈明に追い込まれる事態になっています。

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司会者

「1週間前(献金者に)電話会談でトランプ氏を『標的にするときだ』と言ったそうですが…」

バイデン大統領

「“標的”という言葉を使ったのは間違いだった。(“標的”ではなく)彼の政策に“焦点をあてる”と言いたかった」

「トランプ氏のうそや政策についてという意味だった」としています。

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銃撃事件をきっかけにこんな現象も起きています。共和党大会の会場の一角には…

記者

「こちらトランプ氏のグッズが販売されている売店なんですが、聖書とともに銃撃事件の写真が置かれています」

事件で大きなインパクトを残した、トランプ氏が拳を突き上げる写真。アメリカの通販サイトでは、ノベルティー・グッズの上位にこの写真を使ったTシャツがずらり。こちらのサイトでは、「利益は100%トランプ氏の選挙活動のために寄付されます」と書かれています。

アメリカメディアは、こうした動きを「写真がトランプ氏のプロパガンダに利用されている」と指摘しています。

(7月16日放送『news zero』より)

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