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「台湾有事」シミュレーション 日本政府の対応検証、浮かんだ課題は

日テレNEWS NNN / 2024年7月20日 12時16分

日テレNEWS NNN

数年後にも中国が台湾に攻め込む「台湾有事」の可能性が指摘される中、国会議員らによるシミュレーションが行われました。浮かんだ課題とは。

防衛相役・細野豪志議員「武力攻撃予測事態ということで、認定を検討いただきたい」

シミュレーションは民間のシンクタンクが主催し、国会議員や自衛隊の元幹部らが参加。2027年に中国が台湾に侵攻することを想定して、日本政府が取るべき対応を検証しました。

想定するのは、中国の動きに連動し、北朝鮮とロシアも活動を活発化するなど複合的な事態。

首相役・小野寺五典元防衛相「北朝鮮が日本を攻撃してくる可能性が出るかもしれない。(中国の)陽動作戦だと判断できるかどうか」

その中で議論となったのは、中国の台湾侵攻に伴って、外部から日本への攻撃が予測される「武力攻撃予測事態」を認定するタイミング。

首相役・小野寺五典元防衛相「日本の方がコトを構えていると思われることが、当然ありますので」

認定によって、日本が危機をあおったと見られるリスクに、慎重な姿勢でしたが…。

沖縄北方担当相役・尾崎正直議員「速やかに国民保護措置を実施していただきたいと、悲鳴のような声が」

台湾海峡に中国軍の兵力が集結した時点で、国民保護の観点から「予測事態」が認定されることに。

小野寺五典元防衛相「(武力攻撃予測事態という)重い認定の前に、国民保護のために避難が徹底できるような、政府としての(新たな)事態の認定が必要ではないか」

また、中国側からのサイバー攻撃については…。

防衛相役・細野豪志議員「アトリビューション(攻撃者の特定)を行い、様々な情報をすでに把握しております。アクティブサイバーディフェンスの許可を頂きたい」

首相役・小野寺五典元防衛相「対応を許可したい」

導入に向けた議論が進む、サイバー攻撃を未然に防ぐ「能動的サイバー防御」について、実施を決めました。

小野寺五典元防衛相「実体のサイバー空間では、そんなに簡単にいかないだろうと」

法整備をした上で、サイバー攻撃への防御力を高めることが課題だとされました。

「万が一」に向けて、万全の備えが求められます。

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