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劇場アニメ『ルックバック』が観客動員数60万人突破 監督が反響の大きさ語る

日テレNEWS NNN / 2024年7月20日 23時20分

舞台挨拶に登場した押山清高監督

劇場アニメ『ルックバック』の公開記念舞台挨拶が20日、東京・新宿で行われ、押山清高監督と音楽を担当したharuka nakamuraさんが登壇し、作品の反響の大きさを語りました。

映画は『ファイアパンチ』、『チェンソーマン』などを手がける藤本タツキさんの漫画が原作。ひたむきに漫画を作り続ける藤野と京本という2人の少女の姿をみずみずしく描きながらも、やがて起きる2人の運命を分ける出来事を強烈なリアル感を持った筆致で描き出した作品です。

6月28日に公開がスタートし、初日から3日間で観客動員数が約13万5000人(配給会社発表)を記録した今作。その後もSNSを中心に人気が拡大。公開から約3週間がたったこの日、観客動員数が60万人を突破したことがが発表されました。

■押山清高「クチコミってこんなにすごいんだ」 観客動員数60万人突破に驚き

(左から)押山清高監督、haruka nakamuraさん

この発表に押山監督は「クチコミってこんなにすごいんだと。宣伝だけでお客さんが入る時代でもないと思ってて。何よりやっぱり見てくださった方のクチコミの力を実感できている部分です」とコメント。

そして“インターネット上で感想を見るのか?”と質問されると「SNSとかを中心に。公開当時から今も、ずっと張り付いてエゴサしているんですけど、全然追っかけきれません」と反響の大きさを実感していました。

■haruka nakamuraさんの音楽を絶賛 起用のきっかけは

そして今回、劇中の音楽を担当したのが、数々の映画やドラマ・CMなどを手がけてきたharuka nakamuraさん。起用した理由について、押山監督は「(原作の)藤本さんが『ルックバック』の執筆中にharukaさんの音楽を聴いていたっていう話を聞いて」と明かしました。

続けて「僕も藤本さんがどういった思いで『ルックバック』に向き合っていたのかを意識していて。その際にnakamuraさんの曲を聴きながら、絵コンテを描いていて。それですっかり音楽が好きになって。その後、メーカーさんから“nakamuraさんの音楽がいいんじゃないか”という話が挙がったときに“僕からはぜひ”って」と納得の起用だったことを明かしました。

音楽の仕上がりについて押山監督は「2人の少女の青春を描いた作品でもあるので、スケールが大きすぎず小さすぎず、ほどよい距離感。すごくきれいで2人にぴったりな曲」と話し、絶賛しました。

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