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米ポンぺオ前国務長官、単独インタビュー バイデン氏撤退…トランプ氏選挙戦略に影響なし

日テレNEWS NNN / 2024年7月22日 21時21分

日テレNEWS NNN

アメリカのトランプ前大統領の腹心の一人、マイク・ポンペオ前国務長官が22日、日本テレビの取材に応じ、バイデン大統領の撤退表明について、トランプ氏の選挙戦略には影響しないと述べました。

現在、日本を訪問中のポンペオ前国務長官は、トランプ氏が大統領に再選された場合、閣僚として政権入りする可能性も指摘されているトランプ氏の腹心の一人です。

今回、日本テレビの単独インタビューに応じたポンペオ氏は、バイデン大統領の撤退表明について、「すでにアメリカの最高司令官を務められる状況では、なくなっていた」と述べた上で、次のように懸念を示しました。

ポンペオ氏「バイデン氏の撤退表明は、新大統領誕生までの今後5か月間、米が正しい選択ができるのかという大きな問題を突きつけている」

――民主党の混乱は、トランプ氏の戦略に影響を与える?

ポンペオ氏「民主党が擁立するのがハリス副大統領であれ別の誰であれ、トランプ氏の選挙運動の方針が変わるとは思えない。世界中がトランプ氏の選挙活動を何年間も見て、彼の方針に全くブレがないことを知っている」

また、13日に起きたトランプ氏の銃撃事件については、政治的な暴力がアメリカの根源的な価値観を脅かしていると強調しました。

ポンペオ氏「こういう出来事は人の考え方を変え、その人自身も変える。トランプ氏は事件前から世論調査でリードしていたが、事件後はバイデン陣営を打ち砕く勢いだ。国民は、バイデン・ハリス陣営の失敗をよく見ている。トランプ氏が当選したら、米だけでなく、日本を含む世界中が今よりずっと良くなる」

一方、トランプ氏が後ろ向きな姿勢を示しているウクライナ支援の継続をめぐっては、ウクライナがロシアとの戦いに確実に勝てるよう支援することが必要だと強調しました。

ポンペオ氏「バイデン大統領は、プーチンの侵略を止めるよう説得する手段や能力を、ウクライナに与えることができなかった。我々ならアメリカ国民の税金を無駄にすることなく、戦争に勝つという目的達成に向けて、必要な支援を続けていける。迅速に実行すれば、結果はついてくる」

さらに、ポンペオ氏は中国の軍事的威圧をめぐって、「プロパガンダや偽情報などによる脅迫を通じて、台湾を政治的に支配しようとするもくろみがある」と述べ、アメリカと日本などが連携して対応していく必要性を強調しました。

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