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江川卓VS掛布雅之再び 「瞬間、昔に戻るんですよ」 昭和の名勝負が東京ドームでよみがえる【巨人ー阪神OB戦】

日テレNEWS NNN / 2024年7月26日 6時16分

江川卓さんと掛布雅之さん(画像:日テレジータス)

◇巨人球団創設90周年記念 「伝統の一戦~レジェンズOB対決~」巨人OB3-2阪神OB(15日、東京ドーム)

“永遠のライバル”とも称される2人の対決が、舞台を東京ドームに変えて、再び繰り広げられました。

OB戦前のプロ野球巨人ー阪神戦で地上波解説を務めた2人。解説の打ち合わせから、どう盛り上げるかについて議論を交わしていました。“2人の間の約束事”であった“初球を打たない”ことも、もちろん話し合われました。

2回にマウンドに上がった江川さん。「瞬間、昔に戻るんですよ」と後ほど明かしてくれました。

“打つなら2球目”と打ち合わせで入っていたものの、初球の大きな山なりのボールをなぜ振らないのか、とジェスチャーして見せた江川さん。掛布さんは「高いよ」と返します。

3ボールになったところで、一度、キャッチャーの村田真一さんがマウンドへ。そこで気を取り直したのか、ストライクゾーンへのボールを投げた江川さん。これを掛布さんが見事に打ち返し、センター前ヒットとしました。

打ってよとジェスチャーする江川卓さん(画像:日テレジータス)

「あなたすごい打球打ちましたね。速かったよね」と対戦後に日テレジータスの放送席を訪れた2人。「意外に自分でもビックリした」と返す掛布さんに「ビックリしたよ、こっちきたから」と江川さんが応じます。

「瞬間、昔に戻るんですよ」と続けた江川さんは「監督がいて、マウンドにいると、もちろんボールはいってませんよ。雰囲気だけは感じさせていただいたんで、ありがとうございました」と3万5000人のファンに感謝を述べました。

江川さんと掛布さんは1979年から87年の9年間で、数々の名勝負を繰り広げてきました。“宿命のライバル”として知られていますが、“言葉はなくともマウンドと打席で会話していた”と江川さんが語るほど、固い絆で結ばれています。

▽江川さんと掛布さんの対戦成績

通算185打席 167打数 48安打 14本塁打 33打点 18四球 21三振、打率.287

1979年 (10打数4安打2本塁打0三振)

1980年(15打数3安打0本塁打2三振)

1981年(27打数8安打0本塁打5三振)

1982年(24打数9安打3本塁打4三振)

1983年(28打数10安打3本塁打3三振)

1984年(18打数5安打2本塁打2三振)

1985年(14打数2安打2本塁打2三振)

1986年(16打数5安打2本塁打0三振)

1987年(15打数2安打0本塁打3三振)

放送席を訪れた掛布雅之さんと江川卓さん(画像:日テレジータス)

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