アドバイザーに聞く──整理収納のコツ4選! モノの居場所や浮かせる収納…子どもの片付け習慣も『every.特集』
日テレNEWS NNN / 2024年7月27日 6時50分
4歳の子どもを育てる桐谷美玲キャスターと、2人の子育てをする森圭介キャスターの“キリ・モリ”コンビで、暮らしに役立つ情報を紹介する「キリモリっ!」。今回は、5人の子どもを育てる整理収納アドバイザーに「整理収納のキリモリ術」を教わりました。
食べ物を切り分けて盛ること以外に、「物事をうまく処理する」「家計や店の経営をうまくさばくこと」を意味する「切り盛り」。今回、桐谷美玲・森圭介両キャスターに整理収納のキリモリ術を教えてくれるのは、整理収納アドバイザーの吉川永里子さん。
■「足の踏み場もない家に住んでいた」
整理収納アドバイザーの吉川永里子さんは、この道16年、書籍も10冊以上出版していますが、「20歳ちょっとくらいまで、足の踏み場もない家に住んでいた」と話す。
一念発起し、整理収納を学び資格を取得した吉川さん。今では、セミナーや一般向けに自宅を公開する吉川さんは、5人のお母さんでもある。今回は、7人暮らしの家にお邪魔して整理収納のキリモリ術を学びます。
■「ダイニングテーブルない」
2階建て、3LKの吉川さんのご自宅ですが…。
桐谷キャスター
「ダイニングテーブルない」
吉川さん
「面積的に広くない。カウンターでご飯食べている」
「ラーメン屋っぽい」
■モノの居場所、表札となるラベリング
そして、森キャスターが「いろいろ書いてある。子どもぬり薬・爪切り・耳かき」、桐谷キャスターは「結構細かく書いてある」と、気付いたのが…。そう、家のいたるところにラベリング。
整理収納のコツ、その①「ラベリングは収納の第一歩!」
吉川さん曰く、収納でまず大事なのが、モノの定位置を決めること。特に家族がいる場合、それをラベリングで共有するのが収納上手になるコツなんだそう。
吉川さん
「家の中が散らかっている人、今使っていないもの結構ある。それって今後も使わない。今使っているものだけ、場所を決めてラベルする。生活が快適」
桐谷キャスター
「うちもボックスだけど、ラベリングしていない。引き出しの中が大変なことに。かき分けて『あった!』って」
モノの居場所、表札となるラベリングは、家族が必要なときにモノを探せて、戻す習慣もつくため、部屋がスッキリしていくといいます。
■最初の一歩でちょっと手間をかけて
森キャスター
「ズボン・肌シャツ・靴下、イラストなのは?」
吉川さん
「3歳の娘の洋服」
小さいお子さんでも、分かるようにすれば、片づけの意識が高まるのだそう。どこに何があるかを把握できるので、不要なモノを買わなくなるのもラベリングのメリット。
吉川さん
「ラベルも毎日貼らない。1回貼ったらそれっきり。最初の一歩をちょっと手間かけて、あとずっと楽になる」
■「共用はない…」使ったモノは持ち主に返す
整理収納のコツ、その②「共用のモノを作らない」。
せっかくラベリングをしても、出したものをそこに片付けなければ意味がありません。特に、みんなが使う共用のものは使用後に放置されがち。
そこで、吉川さんが考えたのが、「共用のモノがない。全部『私の』。私が貸し出している」と話す。
森キャスター
「めちゃくちゃいい!」
吉川さん
「借りたものなので、返す」
「『ハサミ貸して』と子どもが借りていく、『返してね』」
桐谷キャスター
「面白い!」
使ったモノは持ち主である吉川さんに返すことを決まりにしたら、モノをなくしたり出しっぱなしにすることもなくなったそう。この徹底ぶりで、15歳、14歳、12歳の年頃の男の子3人が使う部屋も…。
森キャスター
「片付いている。こんなにキレイなのスゴい」
子どもたちにも整理する習慣がつき、普段からこの状態なんだとか。
■床にモノを置かない 浮かせる収納
整理収納のコツ、その③「床以外の空間を有効活用」
洗面台や洗濯機のある脱衣所は、髪の毛が落ちるなど、汚れやすいので頻繁に掃除が必要ですが、物が多く、掃除しにくいのが難点。でも、吉川さん家の脱衣所は…。
桐谷キャスター
「物が全然ない」
そのコツは床にモノを置かないこと。
森キャスター
「(ハンガーが)狭いところにいた」
吉川さん
「隙間に入れてキレイに納まる」
森キャスター
「これ便利。一瞬どこに置く?ってなる」
吉川さん
「ハンガーにかけたけど、置くところない」
桐谷キャスター
「洗濯終わったものを…一歩も動かなくていけた」
吉川さん
「マグネットで簡単に外れる。浮かせる収納、すごくいい」
他にも、壁にフックを設置してハンガーを浮かせたり、入浴で使う物はワゴンで浮かせて動かしやすく。なるべく物を床に置かず、空間を利用した浮かせる収納で、脱衣所の掃除が楽チンに!
■「服はスポーツ?」 クローゼットの監督
服がかさばりがちなクローゼットは、丈の長さごとに服を揃えることで収納するスペースを生み出していました。さらに…。
吉川さん
「ポールの長さ÷3がちょうどいいハンガーの数。(ポールの長さが)120cmだったら、40着(ハンガー40本)」
桐谷キャスター
「1着お迎えして、1着サヨナラすれば増えない」
every.スタッフ
「ベンチ入りメンバーが決まっている」
吉川さん
「監督です、クローゼットの。常に強いやつ、いつ出しても負けない」
クローゼットにはよく使う1軍の服だけ。野球の監督のスタメン選びと同じ。
森キャスター
「洋服ってスポーツ?」
吉川さん
「夏の服は最初に枚数決めて買う」
森キャスター
「ドラフトだ」
桐谷キャスター
「募集人数もベンチも本当にいっぱい」
増えすぎた服の整理は、「1か月、服を着たら朝写真を撮る。今どれを着ているかチェック」と吉川さんは話す。
1か月以上着ない服はクローゼットから外し、知り合いに譲ったり、リサイクルしたりすると、常に収納スペースをすっきりキープできるといいます。
■我が子のかわいい作品は…切り取る
整理収納のコツ、その④「捨てづらい…子どものアレ 解決法」
お子さんのいる家庭でよくあるのが、捨てられず増えていきがちな我が子のかわいい作品。
桐谷キャスター
「めちゃくちゃ作ってくる」
森キャスター
「幼稚園・保育園。思い出が残っている」
吉川さん
「思い出の品、一番手放すのが大変」
そこで、5人のお子さんを持つ吉川さんが考えたのが、「持って帰ってきた時に写真を撮る。写真と同じアルバムに作品を入れたい。こういうことです」と、子どもの作品を切り始めます。
桐谷キャスター
「(作品の)ひまわりぶった斬ってる」
適当に切るのではなく、子どもが一番頑張った部分を切り取るのがポイント。
吉川さん
「これくらい」
桐谷キャスター
「なにこれ?」
吉川さん
「保育園、6年間終わった後に切る」
桐谷キャスター
「6年後ね」
森キャスター
「だったらいい。『パパ、今日作ってきたよ』『よくできたね』と切るのは衝撃」
立体的な作品も写真で残すのがオススメ!
吉川さん
「作品全体は子どもが持っている写真。一部分だけ証拠として」
桐谷・森両キャスター
「証拠!?」
■習慣の見直しで部屋がキレイに
整理収納のコツを実践するのも大事ですが、ある習慣を見直すことで部屋がキレイになるんだそう。例えば、帰宅時よくありがちなこんなシーン。
森キャスター
「ただいま〜。今日もnews every.めっちゃ頑張った。最後の原稿読みうまくいった」
桐谷キャスター
「カバン、床に置きっぱなし」
吉川さん
「ダメな行動」
森キャスター
「置かせてよ」
吉川さん
「置いてあると、この周りに(ものが)増えていく。分かってもらえるのが、駐輪。駐輪禁止でも、何台か置いてたら『自分も置いていいかな』。ドサッと置くことが、全部悪いワケではない。ドサッと置く場所、作ればいい」
森キャスター
「ドサッと置き場」
吉川さん
「カバンをどこに置くか、決めるのが大事」
every.スタッフ
「普段使ってないけど、一番場所とるモノは?」
森キャスター
「ドラム」
吉川さん
「場所とる」
森キャスター
「最近全然できていない。洗濯物がかかっている」
吉川さん
「物を置くのにお金がかかる。固定資産税・家賃、床にタダのところはない」
森キャスター
「この後news every.あるけど、(片付けに)帰ります」
桐谷キャスター
「すぐ帰りたい」
(7月24日放送『news every.』より)
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