外務・防衛相会談「日米2プラス2」を開催 バイデン氏の撤退表明後初、今後の日米同盟は

日テレNEWS NNN

日本とアメリカの外務相と防衛相が会談する「日米2プラス2」が東京都内で行われました。バイデン大統領の大統領選挙からの撤退表明後、初の閣僚級協議ですが、撤退の影響はあるのでしょうか？　会場前から中継です。

ある外務省幹部は「バイデン大統領は事実上、もう仕事はできない」と話し、影響力の低下は避けられないとの見方を示しました。別の政府関係者からは「だからこそ、今回の『2プラス2』が重要だ」との指摘を聞きました。

2プラス2を前に、ある政府関係者は「アメリカがどのような政権になっても、日米が外交・安全保障で協力していくという方向性を確認することは重要な意味がある」と話しました。

28日の2プラス2で、アメリカ側は在日アメリカ軍に「統合軍司令部」を新たに設けて、自衛隊と指揮・統制をより連携させる方針を表明しました。

また、外務相、防衛相同士で、アメリカが核兵器を含む戦力で日本を守る「拡大抑止」について議論する会合も初めて行われました。

日本側は、こうした連携強化の方針を「既定路線」としたい考えで、ある外務省幹部は「誰が大統領になっても影響がないよう備えていく」と強調しています。