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阿部一二三が五輪連覇も声を詰まらせ妹・詩への思い語る「このまま終わるような妹ではない」 【パリ五輪】

日テレNEWS NNN / 2024年7月29日 7時1分

オリンピック連覇を達成した柔道男子66キロ級の阿部一二三選手(写真:松尾/アフロスポーツ)

◇パリオリンピック2024 柔道 男子66キロ級(大会3日目=日本時間29日、シャンドマルス・アリーナ)

柔道男子66キロ級で金メダルを獲得し連覇を達成した阿部一二三選手。試合後のインタビューでは、2回戦で敗退した妹の阿部詩選手への思いを語りました。

きょうだいで金メダルを獲得した東京オリンピックに続き、今大会でも2人そろっての連覇を狙っていた阿部きょうだい。しかし妹の詩選手は、2回戦で無念の敗退となってしまいます。

それでも、兄の一二三選手は圧倒的な力をみせ金メダルを獲得。まず連覇した感想を聞かれると、「最高ですね。うん」と勢いよく答えます。ところが、妹の詩選手について聞くと、「正直、なんて言葉をかけていいのか僕もわからない。でも、2人でここまでやってきたことは間違いない」と話したところで声を詰まらせた一二三選手。少し間があった後、声を絞り出すように「(詩選手は)連覇は叶わなかったけど、2人のここまでの道は無駄にはならないと思うので。妹の分まで金メダルを取れて本当によかったと思います」と涙をこらえながらコメントしました。

最後には「詩はこのまま終わるような妹ではない。またここから2人で、僕もまだまだ絶対に上を目指して強くなろうと思ってやっていくので、絶対に2人でオリンピックで金メダルを取るまではやり続けます」と力強く宣言しました。

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