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「何やってんだよ」と高市未来が自身へ送る 3度目の五輪でも悲願のメダル獲得できず2回戦敗退

日テレNEWS NNN / 2024年7月30日 19時44分

2回戦敗退の高市未来選手(写真:ロイター/アフロ)

◇パリオリンピック2024 柔道女子63キロ級2回戦(大会5日目=現地時間30日 シャンドマルス・アリーナ)

初戦で見事一本勝ちを収めた高市未来選手。2回戦へと進みましたがカタリナ・クリスト選手(クロアチア)に延長戦の末、敗れました。

高市選手は試合開始1分7秒、得意の寝技に持ち込み抑え込みを狙いますが、相手が腹ばいになり6秒で逃れられてしまいます。その後は互いに相手の様子をうかがい、両者に消極的な指導が出されます。その後は互いに攻め合いますが、技が決まらず本戦4分間を終えます。

そして延長戦に入ると50秒、高市選手が果敢に攻め込むとクリスト選手が偽装的な攻撃と見なされ、2つめの指導。これであと1回指導がクリスト選手に入ると高市選手が勝利となります。するとクリスト選手が攻め込むと担ぎ技を仕掛け、その技に高市選手の左手が巻き込まれてしまいます。すると高市選手は痛そうなそぶりを見せますが、そのまま試合を続けます。

その後、高市選手も果敢に攻め大内刈りを狙いますがクリスト選手にかわされ、そのまま投げ技で技あり。高市選手は敗戦となってしまいました。

これまで2度五輪に出場している高市選手。リオ五輪では5位、東京五輪では2回戦敗退となっていて、今回は悲願のメダルを狙っていましたが惜しくも叶いませんでした。

試合後、高市選手は「ずっと夢見た舞台で、ここで勝ちたいと思って前を見て進んできたんですけれども、難しいなと思いました」と口にすると目から涙があふれ出してしまいます。さらにいま自分に言いたいことを聞かれると「何やってんだよっていうのが、まず・・・ここまでいろいろ前に進んでやってきたので、もう少し頑張ってほしかったなという気持ちが強いです」と自身に思いを伝えると「何度挑んでも、なかなか越えられない壁なんですけれども、本当に挑めたことが私の人生にとってとても素晴らしいことだったなと思っています」と語りました。

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