【自転車・BMXフリースタイル】中村輪夢は決勝5位でメダル獲得ならず　BMXファンの父と挑んだパリ五輪

日テレNEWS NNN / 2024年7月31日 22時45分

自転車・男子BMXフリースタイルに出場した中村輪夢選手【写真：ロイター/アフロ】

◇パリオリンピック2024 自転車男子BMXフリースタイル決勝(大会6日目＝現地時間31日、コンコルド広場)

中村輪夢（りむ）選手がBMXフリースタイルの決勝進出を果たしました。

世界選手権で優勝経験のある中村選手。パリ五輪には技術スタッフを担う父・辰司さんと乗り込みました。辰司さんは大のBMXファン。中村選手の名前の由来となったのも、自転車の車輪の一部である「リム」だということです。

中村選手は、決勝戦・1走目で世界初の技を2つ入れ「90.35」をマーク。1走目終了時点で3位につけます。この種目では1分間を2回走り、得点が上回った記録を最終得点として採用。2走目ではラスト15秒まで技を詰め込み、タイヤを地面にこすりつけることもなく、ダイナミックな走りを見せます。結果、中村選手は2走目で、1走目を上回る「90.89」をマークしました。

この記録を最終記録として後続の走りを待つ中、ライバルたちは次々と高難度の技を決めます。結果、中村選手は「5位」となり、メダル獲得とはなりませんでした。

しかし素晴らしい走りを見せた中村選手。会場に集まったファンからは大きな拍手が送られました。