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体操・橋本大輝が涙「悔しいけど、悔いのない大会」あん馬の落下が響き6位…個人総合連覇ならず

日テレNEWS NNN / 2024年8月1日 6時32分

涙を流す体操・橋本大輝選手

◇パリオリンピック2024 体操男子個人総合決勝(大会6日目=日本時間1日、ベルシー・アリーナ)

東京五輪で金メダルを獲得した橋本大輝選手は、あん馬の落下が響き、全体の6位で競技を終え連覇を逃しました。

橋本選手は第1種目のゆかで納得のいく演技を披露したものの、第2種目のあん馬では交差技の『リーニン』でバランスを崩し落下。第3種目のつり輪でも予定していたDスコアが認定されず、18位まで順位を落とします。後半種目では堅実な演技を見せ巻き返しをしましたが、前半のミスが響き6位とメダルには届きませんでした。

ミス以降は表情を曇らせていた橋本選手ですが、チームメートの岡慎之助選手が金メダルを呼び寄せる鉄棒の演技が終わると笑顔でガッツポーズ。体操日本の系譜を継いだ20歳のエースを笑顔で迎えました。

試合後のインタビューでは「けがしてからここまで戻って演技することができたので、本当にここまで僕を応援してくださった方々やサポートしてくれた人たちに、悔しいですけど、今日演技することができて、僕はもう今日でパリオリンピックは終わりなんですけど、堂々とやりきれたという気持ちでいっぱいです」と涙ながらに答えました。

団体・個人総合・鉄棒の3冠を目指していた今大会。団体では8年ぶりの王座奪還を果たしましたが、個人総合と鉄棒ではメダルに届かず。今大会の演技を終えた橋本選手は「団体の金メダルだけでもうお腹いっぱいなので、悔しい気持ちより幸せすぎて涙が出ちゃって。みんなのために戦えて、本当に悔いのない大会でした」と語りました。

2年前、前十字じん帯断裂の大怪我から復活し、見事金メダルを獲得した岡選手については「どんどん日本の体操が強くなるという新しい未来も見えて、彼がけがをしてここまで乗り越えて、彼の努力と諦めなかった強さに僕も感動した」と話し、今後の戦いについては「彼もここからまたのびのびと次のロスに向けて一緒に戦えるように、僕がまた鍛え直していきたいと思います」と答えました。

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