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【解説】“報復は義務だ”…イラン・ハメネイ師が声明 ハマス指導者暗殺、ガザ停戦交渉に影響は?

日テレNEWS NNN / 2024年8月1日 20時50分

日テレNEWS NNN

イランで殺害された、イスラム組織ハマスの指導者・ハニヤ氏の葬儀が1日、首都テヘランで行われました。ハマス指導者の暗殺によって、中東にどんな影響が考えられるのか、国際部・元カイロ支局長の富田徹デスクが解説します。

    ◇

鈴江奈々キャスター

「イランのハメネイ師も『報復はイランの義務だ』とする声明を発表していますが、中東全体にどんな影響が考えられるのでしょうか?」

国際部 富田徹デスク

「まず直接的には、“ガザ地区の停戦交渉”が破綻する可能性があります。

というのも、暗殺されたハニヤ氏というのは、ハマス側でまさに交渉を取り仕切る立場にあった人ですので…交渉を仲介する国からは『交渉当事者を暗殺したら、どうやって交渉が続けられるのか?』と怒りの声もあがっているんです。交渉が少なくとも数週間から数か月はストップする、という見方も出ています。

そしてもう1つ、イランからイスラエルに、近く“報復攻撃”があるとみられています。イランの最高指導者直々の命令で、イスラエル国内の軍事拠点に対して、ミサイルとドローンによる攻撃が検討されているとも報じられているんです」

鈴江キャスター

「そうすると、全面戦争に発展するおそれもあるんでしょうか?」

国際部 富田デスク

「現時点では、イランもイスラエルも“全面戦争”は望んでいないので、可能性は低いと思います。イランの報復も、民間施設は避けて、限定的なものになるとの見方も伝えられています。ただ、イスラエルがさらに報復に踏み切ったりして、事態がエスカレートしていく可能性はあると思います」

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